日本舞踊 | にゃんぷぅ日記。

日本舞踊

今日は流派の皆さんが舞台に出演なさるので、お手伝いに伺いました☆

とっても素敵な国立文楽劇場~きらきら!!

にゃんぷぅ日記。

舞台は勿論素敵でしたが、

楽屋での為になるお話や、打ち上げでの愛のあるお話、
皆様の舞台へかける情熱を聞くことが出来、本当に良い時間でした。

弟子として、付き人として、
いつもピッタリさせていただいておりますが、
付き人というものは、
私にとっては、どこまでも付いてお世話の出来るホテルマンのようなものだと思っています。

幸いなことに。

私は弟子として、舞台に立たせていただき、
付き人として、裏方を走り回ることが出来、
時には観客として、舞台を客観視させていただくことも出来ます。

こんな贅沢なポジションは中々ないと思います。

なんたってどの現場の要望もリアルに把握できるんですから。
お客様・スタッフ・出演者の生の声を小耳に挟むこともあります。
次に生かせます。

表も裏も全て見ることが出来るからこその気付きが多々あり、
かゆいところに手が届くようになり、(まだまだ精進しなければいけませんが)
踊るときの注意点も、スタッフ側のお願いも分かり、

付き人を経験するということは、
自分の人生を豊かにすることだと実感しています。

社会の全てがぎゅっと詰まったような、とてつもない幅の勉強が出来ます。

どこからどこまでが主張していいものなのか、
どこからどこまでが自重すべきものなのか、
何をすればかゆいところに、手が届くのか。

日本舞踊は、しきたりの多い世界です。

今時の日本には、そぐわないのかもしれません。

ですが、だから、の美があります。





しきたりって重たい、面倒くさい、と最初は思っていましたが。

しきたりには、心が込められています。

やるならではの理由があります。

言葉の意味や由来が分かると、日本人の心が分かります。

はぶいていいものもあるとは思います。

ですが、はぶいてはいけない美が多々あるのもこの世界。





まだまだ分からないことだらけです。

先生方、他の方々からもご指導いただくことも多数あります。

でも常に考え、常に自分の足で動く、

まるで営業マンのようですが、それが自分のためになります。

家で座ってwikiばっか見ててもダメだよってね(笑)

これもある意味、家庭を支える為の修業の一環みたいなものですよ。(笑)





私は、

最初にダンス&日本舞踊で踊り手を経験させていただき、

その後、日本舞踊で付き人をさせていただき、

ダンスのほうでは、付き人から今では受付周りからの制作を担当させていただいてます。

な~んて、贅沢(笑)



たまに偉そうな事を言わせていただくこともあります。

年齢的にも経験的にも若輩者として、正直気が引けます(;´Д`A

ですが、言わずに、舞台が悪くなっていく位なら、勇気を振り絞って言わせていただいてます。

自分には出来ないことをお願いする時もあり、
本当に生意気で申し訳ないなと思うこともあるのですが。

こんなに舞台の表も裏も走り回って、色々な意見や見方をしてる者も少ない、と思い。
(勿論上には上がいるのは承知しています)

ですがそんな一意見に耳を貸していただける師匠方・仲間に恵まれ、本当に贅沢者だなぁ~と思います。



色々な気持ちを込めて、舞台に立たれている出演者の皆様、
出演者の皆様に華を添える、化粧師や着付けの先生方、
いかに出演者の方々が、感情を込めることが出来るか試行錯誤してくださってる照明音響をはじめとした会場スタッフさん、
受付でお客様が混乱しないように、笑顔で会場の顔をしてくださってる受付スタッフの方々、
暖かい声援で応援して場を盛り上げてくださるお客様方、
日本舞踊を皆で盛り上げていこうと、縁を広げてくださっている主催者の皆様、

全ての方々がいらっしゃって、
その時その場にだけしかない出来事の一員に加わらせていただけるのは、
本当にありがたいことです。



皆さんを尊敬をしています、本当に。

会話で言う聞き上手、それがしいては付き人の全てに繋がります。

理解することが出来ても、実行するのは難しいことです。

ですが、気付かないより、はるかに前に進める可能性が増えます。

私も誰かに、付き人の楽しさを伝えられるような存在になりたいですね!





にゃんぷぅ日記。
(宗家に貸していただいたおかめのお面、宗家のこの曲、この振り、お手製のお面、大好き♪)





梨愛