「益川敏英さん死去」がトレンド入り。


↑京都新聞の記事
ノーベル物理学賞受賞者の益川敏英さんが29日までに、81歳で亡くなった。京都大名誉教授、京都産業大名誉教授。益川さんは科学者の立場から軍事研究への荷担に反対してきた。その背景には戦争の体験があった。2017年の京都新聞インタビューに、研究者の倫理や平和への希求を、京大で先輩教員にあたる湯川秀樹博士への複雑な思いを語っていた。」

戦時中、京都帝国大が行ってきた軍事研究についても疑問を持つ。湯川秀樹博士も京大で海軍の原爆開発「F研究」に参加していた過去が、日記の新資料で裏付けられた。

「亡命ユダヤ人学者シラードがナチス・ドイツの原爆開発に抗するために予防的にアインシュタインの署名で米国に書簡を送った。だが、米国により原爆が投下され、アインシュタインはその事を恥じた。京大の原爆研究は、流れとして決してやらざるを得なかったという研究ではない。もっと積極的だったと考える」

「湯川さんは米国でアインシュタインと会った時に原爆で多くの人が死んだとアインシュタインが涙を流して謝り、反戦主義になったとされている。だが、湯川さんはいつを契機に反戦主義者になったという宣言はしていない。最後はしっかりと反戦主義者になっていた。」

「科学者は研究室にこもって研究している時が最も楽しいが、世の中の動きを注意深く見ないといけない。科学者は外に出て社会で何が起こっているか理解することが必要だ。」

息子からのLINEで益川敏英さんの訃報は
昨日の朝のうちに知ってはいたのだけど
この記事を読んで改めて衝撃を受けたというか
息子にとってもとても大切なお話だと思いました。

「何に応用されるか可能性を常に考えないとね。
アインシュタインと湯川先生の話は初めて聞いた。」
と息子。私も初めて聞きました。

そしてこのことだけでなく
何だか導かれてる?と感じたのは…
原爆開発の「F研究」って
8/6公開の映画『太陽の子』の
き科学者たちのことだから。
 


「太平洋戦争末期に存在した「F研究」と呼ばれる“日本の原爆開発”。その事実を基に、時代に翻弄されながら全力で駆け抜けた若者たちの、等身大の姿を描いた青春群像物語。」


「黒崎博監督が広島を訪れた際に
図書館で見つけた若き科学者の日記。
そこに書かれていたのは…
好きなご飯の話・好きな女の子の話・
新型爆弾開発への強い葛藤など。
日本でも原爆の研究は行われていた!」

1年前のテレビ版の『太陽の子』は
やはりどうしても春馬くんに感情移入して
観てしまったから映画は科学者視点で観てみたい。


ちょうど息子が帰省する頃に公開される映画。
科学者を志す若者のひとりとして
大切なことを心に刻める機会となりそう🍀



昨日は娘の三者面談がありました。
こちらもするすると導かれるように
目標が定まりあとは本人の頑張りのみ。

夏休み中の研究室訪問は
地元の大学ふたつ。
この先もご縁が結ばれるといいな。
まだとても雲の上の存在だけど。
息子に奇跡が起きたように娘にも♪
頑張っていたら神様も見ていてくれる。

娘は古典が大の苦手で
昨年の世界史同様。
今年からは地理になったので
世界史とはおさらばできたけど
古典は受験までのお付き合い。

「日本人なんだから国語は何とかなる。」
25年以上前に私の担任の先生が言っていたことを
今もたまに思い出します。

苦手意識を緩めてあと1年頑張ってほしい。
昨日は面談の後に13~15年ぶりに
高校の近くのオムライス屋さんで娘とランチ。
そういえば息子とは行かなかったな~。

高校では少人数制で授業が行われていて
物理は新しい先生のクラスになって
教え方が全く違うそう。
面白いし分かりやすいって。
そんな話が聞けて嬉しかった。

先生の教え方や資質によって
その科目が苦手になってしまうことほど
もったいないことはないから。
先生との出会いも本当に大切と思います。

高校は息子もとてもお世話になった公立高校で
SSH指定校(スーパーサイエンスハイスクール)。
好きな研究に取り組めて研究発表会への参加や
企業や大学での研修など費用の負担もほぼなく
理系大学生のような体験ができます。
先日も娘は筑波へ1泊研修に行ったばかり。

専門的で手厚い指導のおかげで子供たちは
たくさんのことを吸収して成長しました。
娘はまだその過程だけど高校生になって
できるようになったことがあれもこれもあるので
できないことよりできるようになったことに
私は目を向けなくちゃいけないなぁと自戒を込めて。

先生が息子のことは素直・娘のことは頑固と
評価されているのだけどその通りで
一見おっとりしてる娘の意外な意志の強さは
目標が定まったこれからは大きな力となるかも。

静岡は大学の数が少ないので
全国へ散り散りになってしまう。
若者の流出が止まらないのが残念です。
コロナで地方の魅力が見直されて
これから変わってくるかな?