とうとう新学期が始まりました。
授業の関係で月曜日と木曜日は全休になったので、前期より何となく気が楽です。撮ってる授業自体は今期の方が多いですが、笑
その代り火曜日と水曜日は2時間の授業が3コマずつ、という前期ほぼ1日1コマペースだった私にとっては未知の所業。笑
でもその2日だけ乗り切れば、あとは金曜日の大講義を残すのみなのでやっぱりわたしてきには気が楽です。うん。
前期はアップアップしている間にあっという間に終わってしまいなかなかブログを書く余裕もなかったのですが、後期はもっと余裕をもって日々頑張りたいなと思う所存であります。笑
そんな前期の授業を、簡単に振り返ってみようかな、と。
私の学校では、少なくとも5つの授業を履修することが望ましいとされています。
1.Cours Magistral。いわゆる大講義。と、それに付属するゼミのクラス。
2.cours séminaire ou électif
3.cours séminaire ouélectif
4.cours séminaire ou électif
5.cours séminaire ou électif ou artistic workshop
ou langage class
séminaireは中講義で、électifはいわゆるゼミ形式の少人数クラス。
大体人数的には大講義が300人まで、中講義が100人まで(でもそんなに入ってるの見たことない。たぶん)、小講義が20人前後です。
これに、オプションとしてFrench language class or French
civilisation class (offered in French or English) フランス語の授業か文明講座を付けることができます。
前期は、
1.Espace mondial
2.Histoire de la construction européenne
3.Soft-Power
4.Les politiques étrangères de l’Union Européenne
5.Cours de
français
の5つを取っていました。これで週6コマ。
それにプラスしてベリーダンスのクラス。(履修登録の時これだけは譲れなかった。笑)
全授業フランス語だったので、時間割のスカスカさの割にはかなり忙殺されていました。
1.Espace mondial
大講義の方は世界をいろいろな切り口で分析していく授業。宗教、国家、戦争と平和、など各回でテーマが設けられているのに加え、地図を使った分析も。
小講義は先生が大講義とはまた違ったテーマを毎回設定してくれ、それについての説明や議論、学生の発表で構成されていました。
評価:大講義は学期末、3時間半の小論文(と地図作成)によるテスト。小講義はエクスポゼ(プレゼン)1回、アクチュアリテ(複数の新聞から一つのニュースを選び、分析して発表する)1回、レポート(複数の文献を読んで比較するもの)1つ。
先生や学生の知識、意欲、どれをとっても新鮮で、シアンスポっぽいなって思った授業でした。というか、割とこの授業自体がシアンスポ名物らしい。小講義も複数の先生によって開かれていて、取ってる人数もとても多い印象を受けました。
もともと国際関係論に興味を持ったきっかけが高校のころの地理の授業だったので、この授業は自分の原点に返ったという意味でも好きな授業でした。
先生が優しくてフランス語とかの面で救われたところもある。笑
2.Histoire de la construction de l’union européenne
EUの成立過程、歴史についての中講義。
評価:2回のQCM(選択式問題のテスト)とレポート1つ
EUの成立過程とその背景にあった国際情勢やキーパーソンについて知ることができた、とても中身の濃い授業でした。先生が可愛くて癒されてました。笑
コンピューターの調子が悪かったり、変に操作しちゃったときに悪態(といっても軽いものだけど)をつくんだけど、その言い方が可愛過ぎて。笑
先生ご自身EUについての本を出版なさっていて、若いのにすごいなーって憧れました。
3.Soft-Power
ソフトパワーについて国ごと、媒体ごと、目的ごとに分析していく授業。
評価:プレゼン、ディスカッション、レポートがそれぞれ一つずつ。
個人的に一番興味があって何が何でも取りたいと思っていた授業。軍事力や従来の経済力ではない、「国の魅力」を国の力とする国際政治は、平和主義者の私にとってとても魅力的に映ったのでした。先生は外務省で文化外交を担当されている方で、リアルなお話が聞けたり同僚の方がお話しに来てくださったりとても中身の濃い授業でした。
4.Les politiques étrangères de l’Union Européenne
EUの外交政策について多角的に分析する授業。
評価;プレゼン1回、アクチュアリテ1回、ミニレポート1つ
1番考えさせられた授業。というのも先生がとても強いEU懐疑派で、私の考えと異なる意見のことが多く新鮮だったからです。私も100%EUに賛成~というわけではないけれども。笑
見にレポートの形式が面白くて、「○○について、アシュトン氏(所謂EUの外相)に提言せよ」というもの。記者たちの質問に氏が応えられるように、適切かつ簡潔明瞭にいうなればカンニングペーパーを作れ、みたいな感じ。
私はEUと中国の通商政策についてだったのですが簡潔にかつ抜け漏れのないように、という縛りでとても苦労しました。笑
5.Cours de
français
フランス語の授業。
評価:レジュメ1つ、物語の続きを書く課題、授業内テスト、プレゼン、聞き取り、など様々。4つの基準(読解力、聞き取りでの理解力、文章表現力、会話での表現力)がすべての語学クラスの評価基準のようで、先生によって評価のための課題の数は異なると思います。
先生のオリジナルテキストに沿って文法、熟語、長文読解、などなど行うクラス。留学生だけの授業なので発言しやすかったのと、いろいろな国から来た学生と話をしたりそれぞれの国の考え方やスタンダードについて知ることができたと思います。プレゼンは「政治と女性」についてでした。
簡単に振り返るつもりが気づいたら長くなってた。笑
自分の忘備録、そしていつか同じ大学に留学する方の参考になればいいな、と思います。結構毎年授業変わるみたいですが、それでも。笑
そんなこんな描いている間に、次の授業がもうすぐはじまりそうです。笑
いってきまーす。どんな雰囲気なんだろうな。初回の授業はいつもどきどき。
年明けはエッフェル塔のそばでした。
(厳密に言うとエッフェル塔に向かうメトロの中。でもいいの楽しかったから。笑)
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