渇望 | Heaven's Door

渇望

わたしのこの腕は
自分だけ愛していても
何か足りなくて
優しく髪なでていても
何か哀しくて
いつも求めていて
だからきっとあなたを
抱き締めたいと思うのでしょう

横顔ばかり見つめていた
真っ直ぐには見られなくて
近付きたいと思う程に
真っ直ぐではいられなくて

こんな腕で足で体で
此処まで辿り着いて
あなたと出逢いました
どんな道を夢を想いを
此処までただ背負って
あなたは来たのですか

わたしのこの腕は
あなたさえいない場所でも
何か探していて
わたしを温めていても
何か切なくて
いつも求めていて
だからきっとあなたを
抱き締めたいと思うのでしょう