わあ、気づいたらもう6月終わりそうですね。
個人情報的にどうかとも思うのですが、患児さんのご家族と話をするとき
「うちの子のときは・・・。」
なんて話をすることが結構あります。
同じ病気や怪我をした親として、少しでも気持ちに寄り添い力になれたら、って思うからです。
子どもが病気になると、親御さんによっては
原因を死に物狂いで探したり
違う疾患を疑ったりしたあげく、
自分を責めたり周りを責めたりして孤立してしまうこともあります。
まずは子どもに寄り添うって、
一生あるいは長く付き合っていく病気なら一緒に付き合って周囲の人と協力して子どもの成長発達をフォローしたほうがいいのですが、
「病気を全てきれいさっぱり治す」=「病気をなかったことにする」
ということにだけ集中してしまうからです。
これは親御さんが悪いんではなく、私たちが長い間「原因追求型」の思考回路を学校教育ではぐくまれた結果なので仕方ありません。
もちろん原因追求型の考え方が悪いということはないのです。
ただ、疾患を抱えて生きる人間の生き方としてはハードルが高過ぎる、
ということなのです。
とまあ、あれこれ言った所で
「この病気さえなくなればハッピー」と思い込んでいる親御さんには
通じません。
せめて、今病気の子どもを抱えて苦しんでいる親御さんに
「一人ではないこと」
「たくさんの親御さんが同じ経験をしていること」
を知ってもらい、
精神的孤立だけは避けられるようにしたいと私は思ってしまうのです。
ま、こっちの勝手なおせっかいですけどね。
うちの子の話を聞いても所詮「他人の話」にしかすぎません。
でも、一応経験者の話です。なんか役にたったらと思ってしまいます。
役に立たなかったらごめんなさい。
せめて気分転換くらいになってくれてたらいいなあ。
ところでうちの子がやった疾患怪我などは以下。
喘息。
Ⅲ度熱傷。
川崎病疑い。
上腕・前腕骨折。
交通事故。
盲腸。
重症のアトピー。
食物アレルギー。
中耳炎。
副鼻腔炎。
多動ボーダーライン。
・・・あれ、なんか、うちの子たち色々経験しすぎ?
っていうか、2個以外全部息子・・・orn