※ この記事はYAHOO!ブログにて2019年1月14日にブログアップされたものを編集し、再度Amebaブロクにブログアップしたものです。

 

『BUDOKAN 2017 DEFINITIVE EDITION』
(4CD+2DVD) 2017.4.21 & 4.22 NIPPON BUDOKAN TOKYO JAPAN

 

Sound Quality:A Performance Quality:A
*個人的な思い入れもあり、少々ゆるい評価です(笑)。
 
 今回紹介するのは、既に紹介済みの武道館公演音源(STONE ROSES ブートレグ『NIPPON BUDOKAN COMPLETE』 )なのですが、限定生産盤として4枚のプレスCDと2枚のプレスDVD仕様で、何とボーナストラックには激レア・サウンドチェック音源が追加され、日本語帯つきという豪華な最終決定版となります。
 
 まずはCDの肝心な音ですが、「マルチIEM(プラスα)マトリクス録音」による驚愕のハイクオリティ・サウンドとのことで、ギターの高音が抑えられた角のとれた円みのある音となっており、各パートがバランスよく調整されているというのが第一印象。確かに聴きやすくなり、レニのコーラスもはっきり聞こえるのはいいのですが、明らかにライブの臨場感が削がれたのが少し残念といったところでしょうか。

 

 

 続いてボーナストラックは以下のとおりで完全にマニア向けの内容。

 
CD 2 BONUS TRACKS - SOUNDCHECK AT NIPPON BUDOKAN - 21ST APRIL 2017
 8.INSTRUMENTAL JAM
  ドラムとベース、そしてわずかにギターといったインスト。
 9.WATERFALL / DON'T STOP
 10.BYE BYE BADMAN
  イアンがリラックスした状態で歌っているのですが、「9.WATERFALL / DON'T STOP」なんかは、むしろ本番のときよりも上手く歌えています(笑)。
 11.BLACK ROSES
  イアンのアカペラによるバーリントン・リーヴィの「BLACK ROSES」。軽く少しだけ歌っているもので、特筆すべものではありません(笑)。
 
CD 4 BONUS TRACKS - SOUNDCHECK AT NIPPON BUDOKAN - 21ST APRIL 2017
 8.BEGGING YOU
 9.ALL FOR ONE
  ライブ本番時とは違ったラフな演奏ですが、ありがたい貴重な音源です。
 10.DAYBREAK
  本番では演奏されなかったナンバーのレニによる多彩でしなりのある生ドラミングが聴ける激レア音源。
 11.FOOLS GOLD
 
 そして、スタンド席からと思われるライブ映像は昔のブート映像のような揺れはなく、画質も十分なクオリティー。特に2日目のスクリーン・ショットを組み合わせるという編集は素晴らしく、メーカーさんに尊敬の念を抱かずにはいられません(笑)。

 

 

 私がブートに手を出し始めた90年代前半には考えらなかった高品質なブート。今考えると音の悪いブートに大金をはたいていた時代に比べると、いい時代になったものだと思います。やっぱり、長く生きているといいこともあるものですね(笑)。