結城真一郎『どうせ世界は終わるけど』
人類はゆるりと滅亡に向かう?人類滅亡の危機がやってくる――ただし百年後に。世界を駆け巡った衝撃ニュースだったが、「終末」を意識させるには、小惑星衝突までの猶予が長かった。人々のささやかな勇気が少しずつ重なり合い、世界に希望をともしていく奇跡の連作短編集!――これを機に、人類は捨てたりしないのかな。――なにを?――種の存続っていう根源的な本能を。ベストセラー『#真相をお話しします』著者にして、ミステリ界のエースがどうしても描きたかった、未来なき世界で“希望”を編む人々の物語。100年後に世界が終わる。そんな世界で、どうする?って話。さすがに100年後は生きてないから全然ピンと来ないな。小惑星が衝突するらしいからその軌道を変えるべく世界中の科学者総動員で知恵を絞るだろうけど、一般市民には何もしようがないもんね。座して死を待つだけ。未来はないけど、でもやはり、希望っていうか、やりたいことをやるかな。って話かな。