喉から風邪菌がやってくるので、トローチを舐めてる間(内科から貰うトローチの殺菌力半端ないですよ)本を読んでました。
「もしもノンフィクション作家がお化けに出会ったら」
自己啓発本でもビジネス書でもありません。
文芸書です。
ただし本当のノンフィクションで、還暦向かえられた著者が過去の記憶(今も続いてるそうですが…)をメモったものを書いたお話です。所謂「怪談」と呼ばれるには程遠い不思議なお話で、それは著者が、
「真実のみを書いている」
からです。
前置き長くなっちゃいましたが、これを読んでて、著者は幼い頃からずっと不思議な現象に遭遇してるんですが、
それを「普通の事」とあっけらかんと日常に取り込んでしまった事です。
見えたり、不可思議な現象に遭うのは著者自身にとっては「日常」なのです。
著者は、幼いながらにそういった「体質」をあっさり受け止め、特にオカルトにハマる事もなくノンフィクション作家を続けています。
そこでやっと「体質」のお話。
今の自分を想像してみて下さい。
「すぐイライラする」
「すぐ不安になる」
「すぐ他人に当たる、もしくは他人をいつまでも許せない」
「すぐ自虐的になる」
これらを改善したい人は沢山いると思われます。
私も今パニックディスオーダーと戦ってるので「こんな自分を治したい」と思ってます。
でも昨夜の本を読んで、一旦立ち止まってみたのです。
「パニック発作は本当に辛いし、どうにも出来ないけど…この病気は私の中にあった『体質』ではなかろうか?」
と。
元々そういう「体質」を持ち合わせていたのだったのなら、なんとなく「パニックディスオーダーになった否定していた自分」を受け止められる様になりました。
お話を戻します。
ではアナタの中にある、
「マイナスの自分」
は、環境のせいでしょうか?
もちろん環境も深く関わってはいると思いますが、もしもそれが「体質」だったとしたら?
「イライラ」も「他人を許せない」のも「自虐的になる」のも全て「体質」だったとしたら、アナタは自分とどう向き合いますか?
その「体質」はもしかしたらDNAレベルのものだったとしたら?
つまり言いたい事は「体質」と対峙してみませんか?
という事です。
天井を見上げてぼんやりと「自分の体質とはなんだろうか?」と向き合ってみてはと思うのです。
「体質改善」を無理矢理しようとするのは良くありません。
改善の本は沢山出てるけど、焦らずにまずは自分がどんな人間で、どんな体質であるかを把握して、それをじっくりと受け止めるのが肝心です。
自己啓発本はそれから手に取ってみてはいかがでしょう?
「体質」は何度も言いますが、無理矢理変えられません。
すぐイライラする自分も「体質」なのか…これがDNAレベルだったら仕方ないな、と一旦諦めて受け入れてから、ではこれからどうすればいいのか。
それはアナタ自身で決めて下さい。
それで苦しんでいると気付いたなら「直そう」という気持ちが少なからず浮かんできます。
そのちょびっとずつの「直したい」「直ればいいのに」という想いがいい方向へと向かうはずです。
「体質」と共存しつつ、自分の考え方を少しずつ少しずつ変えていける事が出来るはすです。
「体質か…」
と諦めて受け入れて下さい、と書きましたがそこで立ち止まらずに絶えず自分と向き合って下さい。
そんな時間を持てる様にして下さいね。
私もがんばります。
カトリ