ライブ依存人間のめちゃめちゃ長い戯れ言なので、暇人物好き心の広い方以外は読まれないこと推奨。




一ヶ月半以上振りのライブでした。
スピーカーから音が鳴るだけで胸が震えた。
やけにボリュームが大きく聴こえて、ライブってこんなだったっけというより寧ろ、音ってこんなだったっけって思うくらい。
それくらい鈍ってた。

さわおさんのぽぽぽぽーんには笑ったwライブって普段は非日常の筈なのに、何だか今日のライブはまるでこちらが日常だったかのようでした。
よく慣れ親しんだ、いつも通りの空気感が。

でも言葉の一端であの日のことに触れられるのは至極当然で。

あれ以来少しの間曲が書けないでいたと聞いて、私は何故か少し安心してしまいました。
たくさんの繊細な歌詞を書いてこられた方だから、私なんかより感じるものは大きかった筈。
気にしないから書き続けられたっていうのではなく、滅入る気分をも素晴らしい歌に変えてしまうような方だと思っていたから、ライブができなかった分逆に曲作りに没頭してたりするんじゃないかって。
けれど私たちと同じ感じ方していたんだなーと。


ガンバロウニッポン とか 寄付金いくら とかとはかけ離れたバンドだと思うけれど、ラストにノーサレ選んでくれたことが、他の何よりも気持ちが伝わる。

「Baby うつむくなよ
立ち止まった足元に絶望しかない日々を
いつかは潜り抜けて元通り笑ってよ」

の歌い方で想いは全部伝わった。

音楽も然りだけど、改めてライブってほんっとにすごい!このワンフレーズだけ取っても、イヤホンから流れる音楽では絶対に感じられない。

この高揚感を誰かと共有したいと思っていたら、帰り道でたまたま友人と会って、再びライブの凄さを実感したり。だって前もって連絡を取り合わなくても行けば誰かがいるんだもん。
今回お会いできなかった方も次回はぜひ。

今ipodから流れるノーサレを聴いてももう涙は流れない。
これまで既に三度も泣いたし。

一度目は、グランディへのバスの時刻表を見てしまったときだった。12月を想って無常感が込み上げた。
二度目は、リーダーの言葉が温かすぎたこと。向き合わねばならない立場故に若干弱くなってたときだったから、すごく優しく響いた。

私なんかより泣きたい人が多数いらっしゃることは承知の上ですが、私だってこの仕事に携わってなければ泣いたりしませんて。もっと感じ方は鈍い筈。
眼前の数字や状況を見ていると、人の数え方とか、命の数え方とか、お金の価値が分からなくなってくる程なんです。だからそこまで状況を把握してる必要のない方は、無駄な買い占めをするくらいなら無駄に情報を得すぎない方がよいような気がするんですけどね。
…身バレしそうなことやあまり過激なこと言うのはやめておく。



再びライブの話。

最初はAXという場所柄と「キミに会いたくて声が聞きたくて眠れないんだ」という歌詞に、違うバンドのことを想って切なくなったけれど、なんかそれって違うなーと。

ファイナル前に、あの日のグランディに戻りたいと思うのではなくて、考えるべきは次のライブだなって。それすらあるかわかんないけど。
でも電気は専門外な私が適当な我が儘を言うと、やっぱり731はあの場所にいたい。厭世論者が明るい未来を唯一信じられるような支えみたいなものだから。


今回、あの日以来初めてとなるAXでのライブを決断してくれたPに誇りにも似た感情を抱いています。
お前みたいな俄かがPの何を知ってるんだって言われてしまいそうですが。


人間生きるか死ぬかってときに音楽なんて99%役に立たない。
だけどこうして集まってくれるみんながいる限り俺はやり続けるよ

って言葉は、「自分には歌うことしかできない」という言葉よりよっぽど本質をついている気がします。

Gもきっと同じことは分かっている方々だと思うので、731も待つしかないんだろうな。


ここまで読んだ方はいらっしゃらないと思いますが、ご気分害されたら申し訳ありませんでした。