「うおおおおおおん、永遠があああああああああ」





「いい歳したおっさんが泣いて恥ずかしいと思わないの?」





「どわあああああああああああああ(とわ)」





「呆れた…」


とため息交じりにつぶやく俺、柏木 優(かしわぎ ゆう)

豪快に泣いているこの人は俺の友達、相川 永遠(あいかわ とわ)の兄の永久(ながひさ)。




たった今、愛しの永遠が生徒会長様こと白羽 帝(しらはね みかど)と交際していることを知らされ、さらに永遠のもう一人の兄久遠(くおん)も帝の兄(七生)との関係を暴露し傷心中というわけだ。





まあ、永遠が生徒会長のこと好きだってことはわかってたからそこまで驚きはしなかったが、久兄はさすがに驚いたな…どちらにせよ、この人からしてみれば可愛がっていた弟を嫌いなやつに取られたんだからショックも大きいだろうな







「はあー…いい加減泣きやみなよ。泣いたって状況は変わんないんだからさ」



「ひっく…優ぐん…」



「ほらティッシュ」



「うう、ありがと…ズビッ」







「…」




誰も知らない…



つか言えない…



ずっと…隠してきたことだから…



誰にも言っちゃいけない…これからもずっと…






俺は永兄に恋をしている。

ずっとずっと、おれが小さいころから…


一人っ子の俺を気にかけてよく永遠と一緒に面倒みてもらってた。


そんな面倒見の良い永兄が好きだった。

子供のころはこれが恋愛感情だとはわからず、気付いたのは中学入ってしばらくたった頃だった…
いつものように永遠ん家でゲームをやろうと思い向かう途中、永兄を見かけ声をかけようとしたところ、知らない女の人と歩いてた永兄を見て




気付いたら自分ん家へ走っていた…




胸のあたりが締め付けられる感覚に戸惑いを感じたが徐々にそれがなんなのかわかっていき、それと同時に勘違いだと思うようにもしていた。


最初はあり得ないと思い
何回か女子と付き合ってみたがどの子とも長く続かず
ようやく自分は永兄を好きなんだと自覚した。




それから数年が過ぎ、今も変わらず俺は永兄が好きだ
だが、想いを伝えることはないと思ってた…





思ってたのに…






幼馴染みの永遠が男と付き合ってることを知り
もしかしたら…と思うようになってしまった…




そんなうまくいくわけないか…





「白羽 帝め…よくも俺の永遠を…」


ようやく落ち着いた永兄がつぶやく



「永遠はあいつに騙されているんだ!女の子とですらお付き合いしたことないのに、お・お・男とだなんて…絶対にだめだ!」





ズキッ


「久遠はまだいいとして、永遠にはちゃんと女の子と付き合ってもらわないと…」






(やめてくれ…)





「とにかく男と付き合うだなんて反対だ!!おかしいに決まってる」




バンッ!


「…」



おもむろに机を叩く優




「優…くん?どうしたの?」


と驚きながらも優の顔を除く永久






「…かよ」



「え?」



グイッ



「!!?」


胸倉を引っ張り永久にキスをする優






「ンッ!!」






プハッ///



「ゆゆゆゆゆ優くん///」






「おかしいかよ…男同士がそんなにおかしいのかよ!!」




ポロポロ


「ちょ!?優くん!?」


いきなりキスしてきて泣きだした優に顔を青くして焦りまくっている永久





(くそっ…なんで期待なんかしてたんだ俺は…最初からわかってたじゃないか…つか、勢いでキスしちまうし、女みたいに泣きじゃくってるし永兄絶対引いてるよ…)





「ひっく…」







「え、あ…優くん」





「すき」





「え?」





「俺永兄のこと好きなんだ…」








長い沈黙…




(終わった…絶対引かれた…)




沈黙に耐えきれず部屋から出ようと立ち上がろうとした途端、腕を引っ張られた





ちゅ



(え…)



引っ張られてあごを持ち上げられたと思ったら永久がキスしてきた





「え…えいに…」




「…あー、どうしてそんなに可愛いんだよ!!」



ビクッ


といきなり叫び出した






「人がせっかく諦めさせようとしてるのに、どうしてそんなグイグイくるんだよ…」



「永兄…それって…」





「こんなのおかしいってわかってても、好きっていう気持ちは大きくなるばかりだし、女と付き合ってもいつのまにか優くんのこと考えてるし」





(永兄が…俺を?)




「兄として弟を全うな道に戻さないといけないのに…これじゃあ示しがつかないや…」






(やばい…今俺どんな顔してるんだろう…)





「抑えられないもんなんだな…優くんを好きだっていう気持ちは」




「…」





「…」






「…あの、優くん。できれば何か言ってくれると助かるのだが…ってなんでまた泣いてるの!?」





「だっで…永兄が…ずぎだっでいうがら…ズビ」




ギュッ


「優くん好きだよ」





「俺も…ひっく…好きだ…」









絶対無理だと思ってたのに…










「ほらほら、そろそろ泣きやんで?」




「むり…ズビ」







ガチャ


「永兄ただいまー♪って…あーっ永兄!なに泣かしてんだよ!!」




「いや、その…これはだな」



「永兄のばか!!」






「永遠、邪魔しちゃ悪いから部屋に行こう?ね?」




「帝!!でも優が」




「お兄さんと柏木が仲直りするのに永遠はここにいないといけないの?」




「仲直り…ハッ!!ごめん邪魔したな!!行こう帝!!」



「クスッ 永遠は可愛いね」


「え、なんだよいきなり?」






カチャ







二人が出て行ってからまた沈黙が続いた








「ねえ永兄?」


沈黙を破ったのは優だった






「永遠になんて言おうね?」



「…」





「ぷっ、くくくく…」


一気に顔が青ざめていく永兄が面白くつい吹き出してしまった







「とりあえず、これからは彼氏としてよろしくね永兄」



「か、かれs///…うん」









おわり







------------------------------キリトリセン------------------------------






ふー終わった終わったー!!


ちなみに完成したの4日前←



どこに載せようか…

そんな悩んでないけど☆



最後耐えれなくなって走っちゃったwwwてへっ


頭の中でストーリーが出来上がっているのに

出来上がっているのに…



拙い文章…

いや、ひどい文章…




書いてて自分の文章力のなさに泣いたwww






とりあえず、完成してよかった…



誰得か知らんけど(震え声)





まだ作業は続くのであまりTwitterつぶやけない…

でもリプくれたらきっと返せるはず!!!(多分)

なのでリプください!!!(願望)



あー仕事の早い女に…

できる女になりたいなーwww