$堀端 勤の「書く事って何だ!」 respect for Tetsuya Chikushi先週に掛けて、一連の新党結成のドタバタ劇が報じられましたが、正直ウンザリでした。
出る顔ぶれも「昔の名前で出ています」。政治理念や公約が既成政党と変わる訳など無く、政党同士の「足の引っ張り合い」にマスゴミが「キャスティングボード」などと持ち上げるのを見て、民意の低下を感じざるをえません。

ズバリ、今起きている新党結成の動きは、全て自民党関係の人達の「内ゲバ」であり、単に看板の掛け替えと「国民の極右回帰へ扇動を図る」人々による陰謀にしかすぎません。こう言う人達が政権を取ったとしても、またしてもコイズムの復活が如く、弱者を犠牲にして国体だけ「ええかっこ」する反動政治を繰り返すばかりです。

思えば、マスゴミに持ち上げられている政治家の殆どが「元自民党員」又は現役自民党員かその支持者であります。その状況に、私は「この国は右からしか政治が変わらないのか?」と悲しくなります。現在の社民党や共産党に、政治を劇的に変えようとする実力行使後からはありませんし、まして市民運動と反目してきた過去から、反貧困運動などの流れと連携出来ない(正確に言えば両党からの申し入れを断っている)ことが「右」関係者が政治の世界で、我物顔の様に無礼極まる行動を許しているのです。

【チェンジ・ザ・レフト…市民よ風を起こせ!】
どうにかこうにか、右派政党はマスゴミを抱き込んで参院選では勝つでしょうが、それから以降国民生活をどうするのか?。数値的&名目的に掲げている新党は全くありません。結局自分達の利益誘導が政党の第一目標だと見られてもおかしくはありません。
ただ残念ながら、我国の有力左派政党である社民党や共産党は、路線を巡る内ゲバにより70年代に見られた統一戦線的な協調体制は不可能になり、さらに労組偏重の支持活動を行ったため、市民活動家から総スカンを食らい、もはや民主・自民に変わる第三局の体を成さない惨状です。

では、どうすれば国民本位の政治を取り戻せるのか…

その為には、私達「市民」が既存の政党や政治をすべて否定し「新たな政治の受け皿を市民が作る活動」を一刻も早く起こさねばなりません。「右の政治」によって劣化した我国を立て直すのに、またしても「右の政治」に任せては結果は同じです。アメリカでオバマ政権が、韓国でノ・ムヒョン政権が誕生した様に「右の政治」を変えるには全く違った考え方の政治…チェンジ・ザ・レフト…を起こさねばなりません。それも、既存の左派政党ではなく、市民一人一人が主体的な行動を起こし、その連帯によって「全く素人の人々」が政治に携わる体制になれば大きな政治の転換を起こせるはずです。