こんにちわ、堀端勤です。

アメリカの提唱で開催された「核安全保障サミット」は4年後を目処に核物質の保管体制の構築と非国家組織への核物質や核技術流出阻止を採択して閉幕しました。しかし核兵器保有国が中心となって行う核管理については、多くの有識者から疑問の声が上がっており、加えてテロリズムの核武装の懸念を前面に出すことに対して「誰がテロを引き起こす原因を作ったのか検証もせずにグローバリズム一辺倒な考え方を押し付けることはおかしい」と懸念するジャーナリスト達の声も数多く聞かれています。

$堀端 勤の「書く事って何だ!」 respect for Tetsuya Chikushi無論、世界で唯一核兵器の惨禍を受けた我国にとって立場の違いに関わらず、核兵器を使用することは国際法上認められないことですが、一体誰がこうしたテロリズムの蔓延を引き起こしたのか責任逃れで偽善的といえます。
$堀端 勤の「書く事って何だ!」 respect for Tetsuya Chikushiオバマ大統領は「核廃絶とテロリズムとの対応は別」と言わんばかりの対応振りですが、アメリカが過去行ってきた政策によりどれ程の人々が傷付き、どれ程「異議申し立て」をしたいか全く眼中にない様です。少しでも自分達の政策に異議を唱え様物なら軍事侵攻を行う今のアメリカの姿に「テロリズムはアメリカが生んだ現代の差別用語」であると私は感じますが、皆さんは如何でしょうか。

$堀端 勤の「書く事って何だ!」 respect for Tetsuya Chikushiあの「911」から間も無く10年が過ぎようとしていますが、人類は益々対立と格差の混乱の中で憎しみ合い、自らの意見が通らない事に止むを得ず武器を持って戦いに走っています。その原因を揉消す事が、如何に世界を複雑化する事なのか、今一度世界の指導者は謙虚に人々の声に耳を傾けるべきです。幾ら管理云々と言っても、人々の不満の根源を紳士に受け止めなければ、憎悪と暴力の嵐は止まるはずがありません。

そして私達は、今世界で起きている扮装に関わる人達を「テロリスト」呼ばわりして差別してはいけません。パレスチナ・チェチェン・ミャンマー・チベットで行動を起こしている人達の多くが今までどれ程差別され、生活に困窮したかしっかり実態を見つめなければなりません。彼らが止むを得ず武器を取り、怒りに満ちて闘うのは「テロリズム」という現在の差別に苦しむ人達です。最も立場的に弱い人達が最後に起こすことが「異議申し立て」であることを忘れていただき無くないのであります。