$堀端 勤の「書く事って何だ!」 respect for Tetsuya Chikushiおはようございます、堀端勉です。
前代未聞の国会「身代わり投票」問題で、自民党の若林正俊元農水相が議員辞職しましたが、このニュースを聞いて「一体国会議員は何をやっているのだろう」と怒りを通り越して呆れさえ感じさせるものでした。学生の「授業代返」のノリでやったのでしょうか?。私達にとって、国政を託したはずの議員諸氏がこんな感覚で採決をしてると分った事は、大きな収穫ですが、これでは真面目に議員活動をしている人まで疑いが掛けられます。

そもそも弁明会見の中で「魔が差した」と発言がありましたが、これは明らかに「悪意」を以って欠席議員の投票行為をしたともとらえかねられず、品格さえ疑われる始末です。

それより何より「代返投票」を議会の中でメディアに見つかる様な態度で行った若林元議員の行為は「魔が差した」ではなく「間抜け」そのものです。緊張感がないと言うか「議員バッジ」を付ければ「何でもあり」と言うのでしょうか?。

参議院でボタンによる投票が導入されて以降、こうした「代返投票(日経新聞は偽装投票と記載)」が横行してると指摘しているメディアもあり、もしこれが事実であるなら、国会の投票形式自体を大きく見直す必要があるといえます。衆議院の様に「記名投票」方式に改めるべきではないでしょうか。

参議院議員をして「参議院は良識の府」と言ってますが、これでは「偽装欺瞞の府」と揶揄されても仕方ありません。そしてこうしたいい加減な行動を黙認している国民にも大きな責任があります。

七月の参議院選挙に向けて「一体あなたが議会で何をしてきたのか?」と有権者たる国民が、候補者一人一人に問いただす姿勢を失わないことが必要ではないでしょうか?。