1994年05月17日(火)発売、「伊豆新聞」の記事

1994年05月17日(火)発売、「伊豆新聞」の記事です。

前夜祭で花添える ミス黒船最終審査グランプリに米村さん
 第五十五回黒船祭に華を添える「'94ミス黒船コンテスト」の最終審査会が前夜祭の十五日夜、下田市民文化会館大ホールで行われ、"ミス黒船グランプリ"の栄冠は青森県出身で茨城県水戸市の学生、米村由紀子さん(ニニ)が見事、射止めた。

下田らしさ競う
 今年七回目の同コンテストには県内外から百九十人の応募があり、第一次審査を三十六人がパスし、うち二十一人(十五人欠席)が晴れの舞台に臨んだ。
 今年は服装が自由となり、ほとんどが洋服姿で出場した。第一次審査を突破した美女達は、下田のイメージや思い出、チャームポイントをあげてPR。「どうか私をミスにして下さい」と審査員に積極的に売り込む出場者もいた。最終審査は漫画家の小島功さんが審査委員長を務め、バイロン・E・トビンJr少将(在日米海軍司令官)夫妻ら二十七人が、明るく健康的な容姿に加え、個性、表情の豊かさなどに基準を置き審査にあたった。
 昨年に続き、静岡第一テレビアナウンサー・森喜久子さんの司会で楽しく進行。「旅行に行った場所で印象に残ったところは」「(在住地から)遠くても、ミスの仕事をキチンとこなせるか」「今日の服装はどういう理由で選んだか」などの質問が飛び交った。出場者の特技から、「バレーのフィナーレのポーズをしてください」といった要望も出され、下田のイメージにふさわしい女性か、厳正に審査した。
 審査の結果、昨年から名称が変わった"'94ミス黒船グランプリ"には茨城県水戸市の学生、米村由紀子さん(二二)が選ばれ、賞金三十万円と副賞(日本エアシステム航空券・東京-広島往復)が贈られた。米村さんは「ビックリしました。選ばれたからには下田のために一生懸命頑張ります」と笑顔いっぱいに喜びを表現した。
 会場は美女たちの晴れ姿を一目見ようと多くの市民が雨のなか訪れ、一人ひとりに温かい拍手と声援を送った。ミス黒船には神奈川県平塚市の学生、鬼塚綾子さん(二三)、東京都東久留米市の学生、伊集院みゆきさん(一九)の二人が選ばれ、賞金七万円と副賞を手にした。また、同時に行われた審査で、あじさい娘には大阪市東住吉区の会社員、森崎香織さん(二四)と神奈川県横浜市の事務員、後藤悦子さん(二0)。水仙娘には神奈川県横浜市の学生、●●由美子さん(ニ○)と東京都八王子市の学生、尾崎まみさん(ニ0)が、それぞれ選ばれた。選出されたミス七人は今後一年間、下田市の"イメージガール"として活躍する。