【 砕氷船クルージング 】
真っ赤に燃える太陽を背に、砕氷音も高らかに流氷帯を突き進む。
一面に広がった氷の花は刻々とその形を変え、意思を持つかのごとく船首に挑みかかってくる。
ふと見れば氷上にアザラシの姿が。
イヌワシ、オジロワシ、白鳥もいる。
あそこに踊るのはキタキツネだろうか?
流氷と共に長い長い旅をしてきたのかもしれない。
時刻は15:47。
世界は夕日に別れを告げ、急速に色を失っていく。
茜は藤色に、藤色は紺青に。
そして全ては闇の中へ、目覚めの時を祈りつつ、まどろむように溶け沈むのであった…………。
な~んて想像をしながら乗船したのですが、現実はぜんぜん違いました。
本日流氷なし。
お日様も地面に着く前に消えてしまいました('A`)。
低い位置に厚い雲が垂れ込めていて、15:30頃にはもう暗かったです。
※写真があまりにも酷いので少しだけ修正しました。
▼実際の様子
でも、そんな景色も結構おつなもの。
冬枯れの山々に北国の趣を感じました。
写真からは見て取れませんが、船の上は結構な風でした。
私は涙がポロポロ。
拭いても拭いても止まらなくて困りました。
隣のカップルがギョッとしていたので、もしかしたら傷心旅行と思われたのかもしれません。
傷心どころかウキウキワクワクなんですけどね。
恥ずかしかったなぁ(^_^;)。
能取岬を折り返した辺りから、一羽のカモメが船の後を付いてきました。
右へ左へ自由自在に滑空する姿は風のよう、正に空の生き物といった感じでした。
あんな風に飛べたらどんなにいいでしょうね。
自由自在とまではいかなくても、せめて風を感じながら飛行できたらいいのに。
ハンググライダーかパラグライダーでも習いに行こうかな。
<続く>
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