この空を飛びたい。
自由自在に飛びたい。ドラえもん、タケコプターを僕にくれないか?……………昼に何も出来ず、食事を作ってもらった。食べてまた寝た。母親の帰るよの声に眠くて何の反応も出来なかった。それから二時間経った今、まるで朝起きたかの様に目覚めて寛いでいる。今日、話すべき話しがあった。昨日の夜から電話でもめた。携帯のない暮らしには戻れない僕に、一人暮らしを思い知らせる言葉を放つ母親が腹立たしく、しかし何か言えば心臓がどきどきするよ、やめてちょうだいよと泣き出す母親をなだめて、おやすみと穏やかに電話を切った。母親がいなくなったら本当にひとりになる僕の暮らし。元気に長生きしてほしいけど、いつまでもこのままではない事を思うと……………………………………………………………………この空を飛びたい。ドラえもん、タケコプターを僕にくれないか。同じ思いで撮った、いつかの夕暮れを添えて。
