今回の新入社員に少々困っています。
それは「みんなができる事ができない」
ということです。
これはなかなかの問題です。
いくら教育制度をしっかりして(しかも難易度は低め)
ゆっくり育てようとしてもできないものはできないのです。
最近はほとんど無かったことです。
言われた事さえも出来ない。
仕事をしていると、
ゴールが10だとしたら5までをやってほしい事ありますよね?
質問された内容に対し、答え(10)まで言ってしまうと
伝わらないので途中(5)までを伝えるような時です。
今回、新人のAさんは電話問い合わせを患者さんから受けました。
この内容はAさんでは回答できなかったので折り返しにしました。
回答するためにぼくに報告をして助けてを求めようとしてきました。
ぼくは役所のレセプト担当に確認が必要なので、
必要事項の確認をするように指示しました。
その回答を待ってから患者さんへ返事をするからと伝えました。
つまり新人のAさんに「ゴールが10だとして5までをやってほしい」状態です。
Aさんは仕事ができない
僕は別件で20分ほど席を外しました。
すると新人のAさんから
「役所に確認して患者さんへ電話しました。
そしたら患者さん、次の質問があったんですよ。
で、わからなかったので折り返しにしました」
と言います(/・ω・)/
誰が患者さんに電話してって言った?
患者さんからの質問に対し2回も折り返しにする感性が
わかりませんでしたが起こってしまったので次に進めようとしました。
まず指示した役所の回答を確認すると要領を得ません…。
役所の回答がよくわからないまま患者さんへ電話をしていたのです。
自分がよくわからないのに患者さんに電話しても、
患者さんはもっとわかりません。
よくわからない事をそのままにして患者に電話する感性も理解できません
決められた事さえも出来ない。
こんな不思議さんは意外と多いです。
そんなに難しくもないマニュアルやルールを守る事ができない人です。
逆にいえば飛び抜けた能力なんか無くても
決められたことを決められた通りにするだけでとても優秀と言うことです。
新人担当になった時に大幅に教育内容を変更して
誰にでもできる事を一定水準のレベルでやってもらうようにしました。
大きなことを求めてしまうと重圧や
プレッシャーに負けてしまう新人が続出したからです。
そして既存の社員もなんで自分と同じようにやらないんだという
悪循環が発生していたからです。
細かいところまでマニュアルとして落とし込んでおけば
9割くらいはちゃんとできるんですよ。
そんなに難しいマニュアルやルールじゃありませんからね。
パートのおばちゃんたちでもできるようにしてあります。
でも中には、今回のAさんのように簡単なマニュアルや
ルールさえも上手く実行できない人がいます。
次なる目標はその1割の有効な仕事方法を考え構築する事です。
下半期の目標です。
この1割の人間は面接では判断が難しいんですよね。
いっしょに働いてわかる部分です。
なので入職したからには頑張ってもらわないといけません。
しかし他9割と同じようにはできない。
雑務ばかりだとモチベーションが下がっていきますからね。
ちょっと難しいミッションですがきっといい方法があると思うんですよ。
会社も本人も満足できる最善の策が。
これをクリア出来たら人材の有効活用として会社にもいいメリットになりますからね。
