医療事務の日常

医療事務の日常

医療事務として働いている「ほんの」です。

メインブログは医事ラボ(https://ijilab.com)というブログを運営しています。

こちらは過去記事の保管庫です。

https://twitter.com/iji_lab

Amebaでブログを始めよう!

 

このブログはメインブログ医事ラボ(https://ijilab.com)を整理した時に削除されたかわいそうな記事たちの避難場所としてアップしていこうと思いつき2019年1月にスタートさせました。

 

目標はアメブロ公式ハッシュタグ記事ランキングで1位を取ることにしました。

 

非公開にされたかわいそうな記事たちは100記事くらいありましたので3ヶ月くらいは更新できる計算でした。

 

春までには1位になったらいいなー。と考えていましたが

 

なんと!!予定よりもだいぶ早く2月20日に

 

1位を取ることができました!!!

 

まぁ、だからと言ってスゴイ!!天才!!才能がある!!かっこいい!!なんてことはありません。

 

ただ目標だった1位を取得したことは一つのモチベーションになりました。

 

今後については

 

メインブログ 医事ラボ(https://ijilab.com

サブブログ ほんの主観記(https://honno.work/

ツイッター 医療事務研究員 ほんの(https://twitter.com/iji_lab

 

こちらの3点でアップしていきます。

 

どうぞよろしくお願いします。

 

2019年2月 ほんの

今回の新入社員に少々困っています。

 

それは「みんなができる事ができない」

ということです。

 

これはなかなかの問題です。

 

いくら教育制度をしっかりして(しかも難易度は低め)

ゆっくり育てようとしてもできないものはできないのです。

 

最近はほとんど無かったことです。

言われた事さえも出来ない。

仕事をしていると、

 

ゴールが10だとしたら5までをやってほしい事ありますよね?

 

質問された内容に対し、答え(10)まで言ってしまうと

伝わらないので途中(5)までを伝えるような時です。

 

今回、新人のAさんは電話問い合わせを患者さんから受けました。

この内容はAさんでは回答できなかったので折り返しにしました。

 

回答するためにぼくに報告をして助けてを求めようとしてきました。

 

ぼくは役所のレセプト担当に確認が必要なので、

必要事項の確認をするように指示しました。

 

その回答を待ってから患者さんへ返事をするからと伝えました。

 

つまり新人のAさんに「ゴールが10だとして5までをやってほしい」状態です。

Aさんは仕事ができない

僕は別件で20分ほど席を外しました。

 

すると新人のAさんから

「役所に確認して患者さんへ電話しました。

 

そしたら患者さん、次の質問があったんですよ。

 

で、わからなかったので折り返しにしました」

と言います(/・ω・)/

 

誰が患者さんに電話してって言った?

 

患者さんからの質問に対し2回も折り返しにする感性が

わかりませんでしたが起こってしまったので次に進めようとしました。

 

まず指示した役所の回答を確認すると要領を得ません…。

役所の回答がよくわからないまま患者さんへ電話をしていたのです。

 

自分がよくわからないのに患者さんに電話しても、

患者さんはもっとわかりません。

 

よくわからない事をそのままにして患者に電話する感性も理解できません

決められた事さえも出来ない。

こんな不思議さんは意外と多いです。

 

そんなに難しくもないマニュアルやルールを守る事ができない人です。

 

逆にいえば飛び抜けた能力なんか無くても

決められたことを決められた通りにするだけでとても優秀と言うことです。

 

新人担当になった時に大幅に教育内容を変更して

誰にでもできる事を一定水準のレベルでやってもらうようにしました。

 

大きなことを求めてしまうと重圧や

プレッシャーに負けてしまう新人が続出したからです。

 

そして既存の社員もなんで自分と同じようにやらないんだという

悪循環が発生していたからです。

 

細かいところまでマニュアルとして落とし込んでおけば

9割くらいはちゃんとできるんですよ。

 

そんなに難しいマニュアルやルールじゃありませんからね。

パートのおばちゃんたちでもできるようにしてあります。

 

でも中には、今回のAさんのように簡単なマニュアルや

ルールさえも上手く実行できない人がいます。

 

次なる目標はその1割の有効な仕事方法を考え構築する事です。

下半期の目標です。

この1割の人間は面接では判断が難しいんですよね。

 

いっしょに働いてわかる部分です。

 

なので入職したからには頑張ってもらわないといけません。

 

しかし他9割と同じようにはできない。

雑務ばかりだとモチベーションが下がっていきますからね。

 

ちょっと難しいミッションですがきっといい方法があると思うんですよ。

会社も本人も満足できる最善の策が。

 

これをクリア出来たら人材の有効活用として会社にもいいメリットになりますからね。

 

 

診療点数早見表 2018年4月版 [医科]2018年4月現在の診療報酬点数表 [ 医学通信社 ]

価格:4,860円
(2019/2/23 08:38時点)

入院費の請求業務はレセプト業務と並んで医事課の収益に関する大事な仕事です。入院費は大きな金額になりますのでしっかり請求して未収を防がなくてはいけません。

 

未収はイヤですよね…。後処理が大変になりますからね。そんな入院費の請求書作成業務って意外と大変です。入院担当者の作業負担になっていましたので今日は改善した話です

入院費の請求書作成業務にどのくらいの時間を使っている?

僕の働いている病院では月2回の請求を行っています。病院によっては1回のところもあるでしょう。退院していく人は退院時に請求書を作成しています。

 

今日は継続して入院している患者さんの「定時請求業務」について改善をしました。

そもそも月2回の請求をしているので大変なんですよね。

 

入院担当は請求書を作成するために時間が必要ですし、入院窓口では請求書の入金処理や問い合わせに対応する時間が必要です。そして会計担当者は入金処理と未収処理があります。医療事務員に関して言えば月2回の請求を行うメリットはあまりありませんでした。

 

患者さんからしても月2回の請求よりは月1回のほうがいいにきまっています。高額療養費(限度額適用認定証)の計算だって理解しやすいです。

 

では、なんで月2回の請求にしているんでしょうか?

病院からすれば月2回の入金がある事は良いことだ。

もうこれにつきます。

 

病院からすれば月2回の入金があるのは良いことです。200床近い患者さんが5万円~20万円くらいの支払い(入金)をするのでキャッシュフローは安定します。

 

クレジットカードで支払う人もいますが高齢者の患者さんが多いので8割は現金での支払いになります。少なく見積もっても5万円×200患者=1000万円ですからね。

 

月2回も安定的に1000万円の現金収入は、僕が働いているくらいの地域の中規模病院なら大事な金額になります。

最初は月1回の請求にしてほしいって言ったけどダメでした。なので請求業務の簡素化とシステム化を実施。

病院の経営陣は月1回の請求は認めてくれませんでした。

 

事務員の負担軽減&患者満足度の向上を訴えましたがダメでした。こればっかりは仕方ありませんね。上層部の判断は尊重しないといけません。それが嫌なら自分でやるしかありません。

 

なので、出来る範囲で改善して行くしかありません。そこで考えたのは請求業務の簡素化とシステム化です。

請求書が作成にかかる業務短縮(案)

請求書自体は医事会計システムから自動出力されるのでそこまでの負担じゃありません。

 

それ以外に患者さんに封筒を作成して請求書とは別の案内文と一緒に入れる作業だったり手書きの別紙が必要だったりに多くの時間を要していました。

 

なので封筒に自動で印字することと請求書以外の別紙を自動で出力すればOKってことになります。

 

封筒に関して言えばワードの差し込み機能を使えば解決です。

 

医事会計システムからデータをエクスポートてワードにインポートするだけです。パソコンに詳しくない人でもできるでしょう。僕でもできました。

 

別紙は少し難しかったです。医事会計システムから必要な情報を出力してそのデータを別紙のフォーマットに入れ込むのです。難しかったんでIT担当に依頼しました。システムエンジニアはさすがです。僕の無茶な要求にも答えてくれましたw

本日のまとめ

だいたいの概要は完成したので実際の業務フローに当て込む作業をしてチェックします。

 

これが完成したら入院担当の入院費の請求書作成業務が大幅に短縮されます。4月の請求分で実験してみます。入院担当の業務量削減につながればいいですねぇ。

 

今日は入院担当が使用するシステムの改善をするために実験。これが完成すれば毎月入院担当が4時間くらい必要としていた作業が10分くらいに短縮されます。

 

入院担当は5人いるから20時間が50分くらいになる予定。これは改善提案で金賞もらえるな。