「屋山太郎氏:農業と心中のTPP反対は愚」・・・なのか?
いよいよなのか、とうとうなのか、TPP談義が活発化の様相を呈してまいりました。
まあ、メディアの大半は賛成の論調なのですが・・・。
MSN産経ニュースで評論家の屋山太郎氏はTPP反対姿勢のジャーナリスト東谷暁氏の姿勢を相手取り反論を述べたようです。
「農業と心中だからTPP反対は愚だ」と語る屋山氏
MSN産経ニュースの記事原文はコチラへ→MSN産経ニュースへ
記事を読んで頂ければわかると思いますが、「農業を保護する目的だけ」のためTPPに反対する事に異論を唱えています。
※と、記事からは見て取れます。あくまでニュースの記事ですのでフェアにいきましょう。
一方、やり玉に挙げられている東谷氏ですが、同じくMSN産経ニュースで以下のように述べています。
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いまもTPP問題は農業問題であるかのようにいわれるが、日米ともにTPPの作業部会は24あって、農業はその一分野にすぎない。経済規模の小さい4カ国だけの経済協定に、米国が加わってから新たに加えられたのが金融サービスと投資の徹底的な自由化だった。農業分野においても、米通商代表部が課題としているのは対日コメ輸出の増加などではなく農協共済の解体である。
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こちらも記事原文をリンクしておきます。→MSN産経ニュースへ
「TPPは農業問題だけではない、サービスや金融、医療に至るまで多岐に渡る」と語る東谷氏
ワタクシは経済学や政治評論家ではありませんから、TPPの是非についてはまだまだ良くわかりません。
ただ、上に挙げたお二方についてどちらがバランスの取れた発言を言っているのかはわかります。
TPP賛成派の意見には、いまだに農業を引合いに出し、幅広い経済活動に影響が出るTPP問題を矮小化しているように感じるのはワタクシだけでしょうか?