TPPについて少しずつ見えてきた
社会記事では日本の裏に潜む闇の法案についてかいてみようかと思っていたのですが、どうやらTPPの話題に触れておかなくてはいけない状況になってきたので、すこし調べてみました。
※分かり易く拡散するためウェブの画像検索から図などは引用しています。
問題があればご一報下さい。直ちに修正致します。
「平成の開国」。
声高にTPP推進を進める現管政権ですが、国民に対するメリット・デメリットの十分な説明がなされないままTPP参加の検討が進められております。
結局のところ大事なのはTPPに参加する事で日本はどうなるの?って事ですよね。
TPP(Trans Pacific Partnership)は簡単にいうと太平洋に面する国(オーストラリアやニュージーランド、アメリカ、ベトナム、ペルー等)が経済制度の整合性(サービス、人の移動の自由化)を図り、貿易関税の撤廃(品目は規定しない。)を目指した協定とされている。
要するに海外のモノや人やサービスがTPP加盟国では出入りが簡単になるって事です。
「TPPに参加しないと世界と孤立する」なんて言われていますね。
さて、ここでTPPに参加すると一体どう孤立してしまうのか、なにが得になるのか。
答えは「TPPに日本が参加しなくても孤立することは無いし、参加しても何も良いことが無い。」です。
下の図をご覧下さい。
TPP関連国のGDPのグラフです。経済評論家の三橋貴明さんが説明していたグラフです。
アメリカ・日本以外の国のGDPの低さに注目です。日米で実に91%を占めます。
オーストラリア以下、他の国の経済的影響など、アメリカから見ればなんにも魅力的じゃないです。
そして「TPPに参加しなければ世界から孤立する」というのも全く的外れな指摘だと分かるはずです。
だって、世界を席巻するイギリス、EU、中国などまるで関係ないのですから・・・。
ずばり、「アメリカが日本を取り込みたい」というのはグラフから一目瞭然ですね。
オバマ政権は5年で輸出を倍増する計画を打ち立てました。
GDPから分かるように日本以外に輸出の行き場所は無いはずですね。
そのココロは「日本への輸出を倍増する」ですね。
さて、これで輸出におけるアメリカ→日本の図式は成り立ちました。
※どんな品目を輸出するかは、あとにしましょう。
逆の図式を考えて見ましょう。日本はアメリカに対して何を輸出するのでしょうか?
TPP関連国の中で唯一日本は工業を発信できる国です。
SONYやHONDAやトヨタなどの家電、自動車工業系の品目ですね。
しかし、最近はデフレの時代。日本製は人件費が高く、加えて極度の円高状況。そしてお客さんであるアメリカは9%を超える失業率。
この状況下でアメリカが日本から工業製品を買うのか・・・。
まあ間違いなく日本にとって輸出における追い風にはなりません。
因みに円高対策のため、ホンダの自動車なんかは8割方がアメリカの現地工場で作っている状況で、もはや輸出とは縁がありません。関税なんて取れないです。
よって、「製造業を世界に売る」といった図式は成り立たないですね。
そして一方では、「TPPの早期参加は有利なルール策定を実行出来るようになる」とも言われていますが、上記で説明したGDPの表のオーストラリア以下、残りの9%の国々が強大なアメリカの力に反発して日本の有利になるルール作りに賛成すると思いますか?
お察しの通り「アメリカをつっぱねて日本に味方するようなルール」は決められないでしょう。性善説で外交問題は語れません。
要するに「アメリカ主導の経済貿易の自由化」を推進しているのです。
十八番の「グローバルスタンダード=アメリカンスタンダード」ですね。
長くなりましたが、もう少し書きたいので続けましょう。
TPPで貿易が自由化されたらアメリカは何を輸出してくるのか?
それは、アメリカの広大な土地を利用した農産物、畜産物です。いわゆるアグリビジネスと言った農産業です。モンサント、デュポンに代表されるアグリビジネスメーカー。主に種子や苗を世界中に販売しております。
ここで一つ、モンサントを取り上げたいと思います。
モンサントは元々化学メーカーです。ベトナムで使用されたあの「枯葉剤」のメーカーです。
現在では家畜の飼料や乳牛の搾乳増加剤に加え除草剤、遺伝子組み換え、食料品加工など食料に関する総合メーカーです。
この中でも「除草剤ラウンドアップ」にスポットを当ててみましょう。
これはモンサント社が開発した超強力な除草剤です。殆どの植物に有効で、害虫も寄せ付けなくなるそうです。
で、殆どの植物や害虫に効果を発揮するのに、その守りたい農作物はどうなるの?
なんと、ラウンドアップの耐性を持つように「遺伝子組み換え」されるのです。
このラウンドアップ耐性を持つよう遺伝子組み換えがされた農作物を「ラウンドアップレディー」といいます。
そしてラウンドアップレディーとして大豆やトウモロコシ、ナタネ、ワタなどが栽培されています。
海外ではこの遺伝子組み換え作物によって様々な問題が起こっております。
特怖いのは人間の身体にも害があり、妊娠中の胎児に影響があると言われております。
日本の農作物に対する関税のバリアがTPPによって破壊されたとき、この様なものが一気に押し寄せてくるのは間違いありません。
安い農作物が沢山入ってくれば、国内農業の存在も危険になります。
しかしながら、農業が危険な事も見逃せないのですが、何よりも私たち国民の食生活にその様な危険な恐れのある食料品が土足で踏み込んで来る様な事に成りかねないのです。
TPP参加にはやはり良識として賛成は出来ないと言わざるを得ないでしょう。
※BSE問題忘れてないですよね?狂牛病の規制も緩和されるかも。そして、ファミレスなどで出される食品の原料にはもはや何が使われているのか管理不能状態に・・・なんて事にもなりかねません。
皆さんはこの事実を知ったらどの様にTPPを考えますか?
長々と失礼致しました。



