生命の香り*
無意識に感じる母の匂い自分もいつの間にかそんな年齢になっていたいつもしがみついて離れなかったあの子も、我儘ばかりで困らせたあの子もみんなみんな、母から生まれてくるどんな人間も生まれた姿は同じでそしてまた繰り返していく女が母になること本当はもっと神聖なものなんじゃないだろうか何故だろう 今は軽く飛び越えていく母というものについて考えもなく、ただの憧れや勝手なプライドとかそれが今の命の在り方なんだろうか思想とかそういったものが消えていく人間は何故人間なんだろう何故学んで考えて、感情があって生きる生命なんだろう当たり前だと思ってることは本当は当たり前じゃないそれは自分の身体がそう言ってる母から生まれたこの身体が生命というものを教えてくれる自分や誰もがもっているもの考えなければ気づくこともないもの手のひらにできた皺も、傷も、どれも愛おしい生きた証無意識に感じた母の匂いは、誰もを癒す懐かしい香り忘れたりなんてしない生命の香りだ