ブルガリアのソフィアという少々荒れた街が舞台の映画をみた
主人公を演じたのは、監督の親友であったフレンチ・フレンチという人なのだが、クランクアップ目前で亡くなってしまったようだ
この映画は、亡くなってしまったフレンチ・フレンチの生きてきた生き様を映画にしたドキュメンタリーもので、この作品が主人公であるフレンチ・フレンチの最初で最期の俳優をした遺作
それもあり、より一層この映画をみて色々感じるものは多かった
あまり裕福ではなく、どこか冷たい人々
政治家に雇われて、暴動を起こす若者達
そんな映像を目にする度に、自分の知らない世界がまだまだあるのだと感じた
そして主人公は、そんな社会から現実逃避をしたかったのか、薬と酒に溺れていた人間だった
薬をやめようと病院に通い続けていても、最期には薬の多量摂取で亡くなった
自由に生きられないもどかしさ
沢山の人を愛したくても愛せない葛藤の場面では、自分もみていて胸にこみあげてくるものがあった
痛くて哀しくてやりきれず、自暴自棄になっていく自分自身を止められずに、空しく生きていく主人公の姿
これをみた人達は、どう感じるだろうか
私は、空虚な気持ちが流れていた
言葉で表せないくらい
この映画を評価できるほど、私はできた人間じゃなく、いまの私にはこれ以上言葉が出て来ないのだ
そんなリアルな社会を感じ取るドキュメンタリー
この映画を通して、知らない世界を知ることが出来たら良い
きっとニュースだけではわからないから
