夫は恐竜を中心にいろんなイラストを描いて掲載するブログ
をやっています。
最近、三畳紀に生息していた、
「単弓類」という哺乳類の祖先にあたる生物群に属する、
「エクサエレトドン」なる名の生物のイラストを描いて同ブログに上げました
。
「エクサエレトドン」は、
顔については「情けない顔した犬みたい」と言われるような復元図が、
これまで描かれており、
夫もその復元図に沿って困り顔の犬っぽい顔でイラストを描きました。
しかしワタクシ、
夫がエクサエレトドンのイラストを描いたのを機に、
ふと思い立って、
エクサエレトドンの「復元図」ではなく、
「化石の写真」を見てみたんですね。
そしたら、私には、化石の顔と復元図の顔は、
まったく重なって見えなかったのです。
どちらかというとエクサエレトドンの化石の頭骨は、
私の愛するワニちゃんたちの頭骨に形が近いような気がしたのです。
私は自分の感じた違和感や疑問を夫に伝えました。
・エクサエレトドンの頭骨はワニの頭骨に形が近いように見える。
・「単弓類」が哺乳類の祖先にあたる生物群だからといって、
哺乳類に近い復元図にする必要はないのではないか。
(「哺乳類」じゃないから「単弓類」といっている訳ですし)
・既存のエクサエレトドンの復元図では、目が前方を向いているが、
頭骨を見るかぎり、ワニやトカゲのようにもっと横を向いている気がする。
・鼻の穴も、ワニやトカゲのように、
上を向いていたり、むき出しだったりしてもよいのではないか。
・そもそも頭骨を見るかぎり鼻筋が通っているように見えない。
(既存の復元図ではライオンのごときすぅっと通った鼻筋をしています)
・そうなると、耳もわざわざ飛び出した耳がある必要も感じられないし、
(哺乳類の耳は軟骨なので化石に残りません)
ワニやトカゲのように、
ちょっとした盛り上がりに穴や切れ目がある程度でもよいのではないか。
そして、それら自分の考えを盛り込んで、
エクサエレトドンの化石の写真を参考に、
図を描いてみました。
すると、夫がこれをもとにさらにイラストを描いて、
自分のブログに載せてくれました
。
なにしろ私は生物についても絵についてもまったく完全なる素人ですので、
「全っ然わかってない!」と多くの方から思われるかも知れませんが、
やっぱり私は現行のエクサエレトドンの復元図に納得がいかないのです。
実は自分もアレはないんじゃないかって思ってたりしません?
どうです、みなさま?
古生物の研究は日進月歩。
もしかしたら、私の考えた図の方が正しかった、
なんてことになる日もあり得るかも知れないじゃないですか。
ねえ?