許容量の個人差 | 元鉢巻きのサバティエンヌが今後もしかしたら本格的にボディビルダーを目指すかも知れないブログ

元鉢巻きのサバティエンヌが今後もしかしたら本格的にボディビルダーを目指すかも知れないブログ

訳あって現在は非活動的な日々を送っているかつて鉢巻きのサバティエンヌだった者がいずれ元気になって何事かをなさんとの思いを胸に抱きつつなんとなくその時々の出来事などを記すブログ

連載漫画で、
はじめは楽しく読んでいたのに、
途中で好きでなくなって読むのをやめる、

ということが私は割とよくあります。
だいぶ前の記事 にも書きましたが、
連載期間が単行本10巻分を超えるようなある程度長く続いた作品で、
最後まで好きであり続けたものは、
片手で数えられるほどしかありません。
私は、好きで面白いと思って楽しく読んでいた作品に醒める瞬間というのが、
かなりはっきりとしている方で、
いつの間にか読まなくなったということはほとんどないのですが、
最近読まなくなった『火ノ丸相撲』という作品は、
珍しくこれといった特定の要因がなく、
いつの間にか読まなくなりました。
夫は今でもこの作品が大好きで楽しく読んでいるようなので、
なんだか申し訳ないような気持ちでなかなか言い出せず、
ごく最近になってようやく、
「申し訳ないんだけど実は私もう『火ノ丸相撲』読んでないんだ」、
と告白しました。
しかし、私としても、特定の要因もないのに、
なぜ読まなくなっていったのかは気になっていたので、
この件について夫と会話することで、
何が問題だったのか探ろうと思い、
2~3日前か夫としゃべってみました。
特定の要因はない、と書きましたが、
読まなくなった理由は極めてはっきりしていて、
「くどい」、ただ一つです。
読んでいるととにかくくどく感じられるようになって、
読まなくなったんですよね。
だから夫に対しても「なんかくどくて」「とにかくくどくて」としか言えなくて、
夫から返ってくる言葉からいろいろ考えたのですけど、
夫が「まあ、毎回熱い展開が続いてるよね」と言ったのを聞いて、
「ああ、そのあたりかも」と思ったのでそこをさらに突っ込んでいったら、
夫が「毎日カツカレーを食べさせられるようなものか」と言ってきて、
「それだーっ!」ってなったんですよね。
この作品、連載開始から熱い展開が魅力だったのですけど、
たとえば、熱々でこってり濃厚豚骨スープのラーメン、
一杯目は「美味しーっ!」って思って食べても、
続けて二杯、三杯と出されたら、
いや無理、もう無理、ってなりますよね。
熱い展開が魅力でも、供給過多では受容の限界を超えてしまいます。
もちろん、
もともと熱々こってり濃厚豚骨ラーメンが嫌いで全然食べない人もいますし、
大食い選手のように底抜けに食べられる人もいますし、
そこまででなくとも大食漢の人もいますし、
脂っこい食べ物なら好きでかなりの量いける人もいますし、
脂っこいものが苦手で少ししか食べられない人もいますし、
漫画作品の熱い展開についても、
それの受け容れられ方はひとそれぞれなのだと思いますが、
私の許容量の限界を超えてしまったことが原因だったのだなー、
と理解しました。