前の記事で、藤澤ノリマサさんの6月9日発売のニューシングル
「君に逢いたい/笑顔の理由(わけ)」から「君に逢いたい」のMVが
公開された事を記事にした。
どうにもならない恋愛の、抑えているがゆえに,今にも、
張り裂けそうな胸の痛みを、重低音を響かせて歌っている。
非常に、哀切な感じのMV に仕上がっている。
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スマン・・・自分は吹いていた・・(あ~。。石投げないでくれ~!)
きちんと断っておくが、これは、藤澤さんのせいではない。
自分の「お笑い好き」体質が、作用したせいである・・。
思い出してしまった・・・事があるからなのだ・・。。
それが、こちら ↓
- 癒しの葉 (8) (あすかコミックスDX)/紫堂 恭子
- ¥546
- Amazon.co.jp
粗筋は~~。
聖地と呼ばれるフローンズ島から、持ち出し禁止とされている「癒しの葉」を
携えて俗界に渡った聖者サナトールを護衛するため、4人の若者が絡む。
ドミナトール王国のユーりグ・
アビゴール連邦国のセレスは、対立する国同士の戦士。
エクシア共和国は、どっちつかずで、貴族のリュセルが派遣され、
sフルゴール6都市連合は、商業都市で、次の代表のアジンが、派遣された。
「癒しの葉」とは、何なのか? その謎とは??
「癒しの葉」を押さえた者が、世界全体を制すると目論む国同士の思惑・・。。
そして、派遣されてきた若者が、それぞれに抱える、自分の悩み・欠点。
誰もが、自分の中の問題点に向き合うという事に気づかなければ、ならない
というメッセージ色の強い作品の一面もあるが、読んでいる限りでは
イケメン4人+シブいおぢさん・・のロードムービーみたいな感じで
そこに、恋愛や、王位争いが、兄弟間の嫉妬、復讐などが絡み、
さらに、ギャグがまぶされているので、読んでいて面白い。
(上の画像は、そのイケメン4人・・・・・1人はそうでないと指摘
されるだろうが・・ アジンは・・・イケメン!!であると・・言いたいっ!!)
アジン・・・パタリロをモデルにしたのではないか?? 位のふっくら体型で
金もうけ一番のちゃっかり者。しかし、好きになった初恋の女性には一途だし
その有り余る財力を貢ぐし、純情で、しかもビジネス能力が半端じゃない。
人との交渉力・情報収集力・判断力、いずれも飛びぬけている。
そして、いざとなった時の行動力もあり、友情にも厚い。アジンさま~
と、色紙に書いてもらうキャラ、一番人気なのだ。
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これは、全8巻の話なのだが、その6巻目に一つのクライマックスが来る。
敵対する国の戦士同士のユーりグとセレスは、最初、何かといがみ合い、
緊張した関係だったが、同じ任務で、生活を共にしている間に、お互いに
理解と友情、信頼が生まれてくる。
ところが、ユーりグの兄で、皇太子であるオルフェ王子は、何かと人を
引き付ける魅力のある、義弟のユーりグに嫉妬し、罠に陥れようとしていた。
その罠の餌として目をつけられ、傷つけられ、晒し者にされたのが、セレスである。
彼は、血と見まごう赤い薔薇が敷き詰められた墓地に、半裸体でくくりつけられていた。
セレスは、ユーりグを信頼し始めた気持を利用され、攫われ、
体にナイフで傷を刻まれ、墓に両手を縛り付けられ、死んでいるのかという状態で
ユーりグ達、聖者の付き人一行に発見された。何もかも、このユーりグを陥れ
衝撃を与え、セレスや付き人達の信頼と友情を壊す為に仕組まれた罠だった・・・。。
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その後の7巻に、楽屋裏の話が載っていて、これが・・・何とも(笑)
担当編集者だった人のメールがあんまりにも真実を突いているので
そのまま、許可をもらって載せてしまったと紫堂先生の断り書きがあって・・。
(以下、引用)
(6巻を)読んでて思ったのは、ユーりグの兄ちゃんのオルフェ王子の付き人
グリフィスさんたちは、どんなに苦労しているだろうか・・・ということです。
まず、オルフェ王子が、むしるための花をお部屋に欠かさず用意するのが大変
おそらく、オルフェ王子専用の温室をいくつか押さえていて
そこから、王子がむしる花を調達しているのだと思われます
ですが、そんな彼も(グリフィスさんの事ね)、オルフェ王子が
「あのアビゴール人(セレスの事ね)を母の墓地につなぎ
地面いっぱいに薔薇の花を敷き詰めるのだ・・・フフフ」・・・(推定)
と言い出した時には、少しばかり焦ったでしょう
まず墓地に敷き詰めるために、どれだけの薔薇の花がいるか
(大八車で20杯分位でしょうか)
それをこの季節に、どこの薔薇園から、どの種類の薔薇で
(色の統一なんかもありますし)
いかに、タイミングよくアレンジするか・・・
(「あと、車2台分、何とか調達しろ~!!」わた、わた、わた・・・の図)
当日、雨が降ったりしないかとか心配し・・・
(天気予報をラジオで聴きながら、ハラハラしてる図)
いかに美しくセレスをつなぐか、プロの演出家に相談したり? しつつ
(「あっ 腕はもう、ちょっと上にねっ そうそう
本番は、がっくり 首をたれたカンジで~」とプロの演出家のセリフに
こうですか~と調整している図と 「おまえらっ!!」と怒っているセレスの図)
「聖者一行は、もう××まで来ています~!!」
「なに~~!」
などと時間と格闘しながら、突貫工事で作業を終えて
きっと彼は、ユーりグたちがやって来るのを物陰からそっと見ていて
「セレス!!大丈夫かっ しっかりしろっ」「なんて ヒドイ!」
彼らが十二分にショックを受けたのを見て、ほっと胸を
なでおろしたことでしょう
「ほっ~~」「やったなあっ 一時はもう ダメかと!」
後始末の苦労を、胸に秘めつつ・・・・
(ひゅっーと風が吹き、掃除して纏めた薔薇の花の山が飛び散る様の図)
「あ・・・。。せっかく集めたのに・・・」とショックを受けるスタッフの図
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うひやひゃひゃ~解る~!! この時間に追われる苦労!!
このページが頭に浮かんでしまった・・・
吹きだすのも、無理ないと思いません??
し・か・も・!!
紫堂恭子先生には、↓ という現在進行形の作品もある。
- 王子の優雅な生活(仮) 1/紫堂 恭子
- ¥609
- Amazon.co.jp
この王子が、かな~り「天然」・・・なのだ・・。。
連想が働き、自分が、つい吹いてしまっていたとしても・・・
どうか、気にしないでくれ~~(笑)