某サイトで、ポロっと口にした一言が、元となった記事でございます。(^_^;)
Nさんへのコメントで、皆さんが仰っていたこと、結論から言えば、
皆さん正解です~。。(^^ゞ
- イタリア料理用語辞典/著者不明
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Gelato と引くと、アイスクリームの事と出ております。
- おいしいスイーツの事典―甘く、かわいいお菓子のストーリー/成美堂出版編集部
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こちらを見ると、もう少し詳しくでております。
「世界のスイーツ」の「ジェラート」のところ。
ジェラートはイタリア語で「氷」という意味で、アイスクリームや
シャーベットを含め、氷菓全体を指してそう呼んでいます。
日本では、ジェラートは低脂肪でさっぱりとした味わいの
イタリアンアイスクリームを指し、分類上ではアイスミルク
になります。練ることでクリーミーな粘りがでてくるのが
ジェラートの特徴のひとつですが、低脂肪なのでしつこい
感じがなく、原料そのものの風味が生きています。(後略)
要は、ざっくりと全部、ジェラートなのが、イタリア、
細かく分類しているのが、日本と。
では、日本での細かい分類jとは。。食品衛生法に基ずく
「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令」(乳等省令)によって
アイスクリーム類とは、乳・乳製品を主要原料として凍結させたもので、
乳固形分(乳の水分以外の成分)を3.0%以上含むものの総称で、
含まれる乳固形分と乳脂肪分の量によって、アイスクリーム、
アイスミルク、ラクトアイスの3つに分類されております。
従来、アイスクリーム類は、牛乳から作られるものと定義されてましたが
平成10年4月の「乳等省令」の改正により、山羊、めん羊などの乳からも
つくられることができるようななりました。
アイスクリーム・乳固形分15%以上、乳脂肪分8%以上、無脂乳固形分7%以上
特に、プレミアムアイスクリームは乳固形分、乳脂肪分が多く、空気の混入率が低い。
↑
(こういう成分じゃないと、アイスクリームと呼んではいけないと、
法律でなっているって、ことです。)
アイスミルク・乳固形分10%以上、乳脂肪分3%以上、無脂乳固形分7%以上
栄養価は牛乳と同じ位。植物性脂肪が配合される場合もある。
ラクトアイス・乳固形分3%以上、乳脂肪分ー、無脂乳固形分3%以上
乳固形分がさらに少なく、植物性脂肪が多く使われている。
氷菓・・上記以外のもの。
(無脂乳固形分とは、牛乳の中から、水分と脂肪分を除いたものの総称。
たんぱく質、乳糖、無機質ーカルシウム、リン、マグネシウムなど)
http://www.icecream.or.jp/data/basic08.html
で、イタリアでは、通常5%前後の乳脂肪でジェラートを製造するのが一般的
なので、日本の分類・規格でいうと、アイスクリームではなく、
アイスミルクになります。
また、原料も旬のフルーツ、チョコレート、スパイス、ハーブ、洋酒、ナッツ、
チーズなど多彩で、一説には、その種類は600種以上あると言われています。
また、ソフトクリームとの違いでいうと、
どちらも、使用原料は同じ様なものを使用しますが、ソフトクリームは機械から
抽出し、すぐ食べる製品ですので、
一般的にオーバーラン(製品中の空気の含有量)も多く、
製造温度も―4℃~-6℃であることから、柔らかい製品になっています。
ジェラートはオーバーランが低く、だいたい20~40%位で作り上げます。
http://www.italiangelato-kyokai.com/?page_id=19
と、だいたいこんなとこでしょうか??
さらにウンチクで言うと、雪山などの雪を運ばせて、蜂蜜や果汁などで
味付けしたシャーベットの元祖みたいなものは、最初、兵士などを
夏場、元気づける健康食品みたいなものでしたが、シーザーが最初に
嗜好品として求めたとの話があります。
日本でも、平安貴族が好んだ、雪を錫の器に入れて
、甘蔓をかけたものが枕草子に出てきますね。
で、お菓子に限らず、西洋料理というと、必ず出てくる方が
カトリーヌ・ド・メディチさんです。
16世紀に、物を冷やす技術が発展し、当時の富豪が食卓で
ワインなどを冷やすのに、利用されました。
1533年、フィレンツェの大富豪メディチ家のカトリーヌが、のちのフランス王
アンリ2世となるオルレアン公に嫁ぎます。叔父のローマ法皇クレマン7世に
付き添われ、菓子やアイスクリーム職人をはじめ料理人を伴ってのお嫁入り。
ここで、イタリアの豪華な料理がフランスに伝わり、それまで、フォークを
知らずに手づかみで食べていた食事マナー等も大変革されました。
もひとつ、必ず、西洋料理というと、名前があがる「エスコフィエ」
近代フランス料理の父と言われております。
1889年、ロンドンのサヴォイホテルで料理長をしていたエスコフィエは、
当時、最高の歌姫と言われた、ネリ―・メルバ(19世紀末、一世を風靡した
オーストラリアの「オペラ歌手)のロンドン公演に際し、「ピーチ・メルバ」
というアイスクリームを考案しました。
彼女が出演した歌劇「ローエングリン」に因んで、氷で作った白鳥の器に
バニラアイスクリームを盛り、その上に桃のシロップ煮を飾ったデザートです。
これが、有名な「ピーチ・メルバ」の最初です。
すいません。。料理用語事典とか、エピソードが結構面白いんですよ~。。
それに、当時、イタリアでの技術開発が盛んだったこと、
富が集まるところ、技術と料理、娯楽は発展するな~と面白い時代です。