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僕は、お察しの通り、弩級のインドア派なんですけど、そりゃもう、家が火事になろうとも部屋から出たくないくらい家が大好きで、もう家さえあれば、お金と猫とお酒とお金とチョコとアイスとお金と寿司とお金とコーヒーとお金とお金以外は要らないと言っても決して過言ではない。
それで、家で何をしているかと言うと、実際なにをしてるわけでもなく、YouTubeで動画を漁ったり、漫画を読み漁ったり、惰眠を貪り漁ったりしている。電気は基本つけず、カーテンも締め切り、窓を少し開け、エアコンは使わない。薄暗い場所が落ち着く僕は、遮光性に最も力を入れている。2重カーテンを実装している人がこの世に幾らいるやろうか。日光は嫌いだし、ニンニクは割と苦手やし、血が飲みたい衝動に駆られる時が割とあるが、しかし僕は吸血鬼ではない。
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日光とニンニクはわかるけど、血はどういうことだと思ったあなた、焦らないで聞いてほしい。僕は幼少の頃から身体が弱く、低血圧・低体温・低燃費の3本柱で運営させていただいている。決してそういう性癖やなんやではなく、ただただ血が足りないと感じることがよくあるだけなのである。家が家事になっても平気そうな顔してるからと言って、歪んだ性癖の持ち主とは限らないのだ。人を見た目で判断してはいけない。長澤まさみ結婚してくれ。
低燃費とはと言うと、基本、1日1食で済む。朝は食べず、昼~夜の1食でもう満足である。間食もほとんど摂らない。その1食の量がゾウのそれと同じっていうオチでしょなんて思ったそこのあなた、焦らないで聞いてほしい。女子小学生のそれである。つまり、いわゆる1人前でさえも苦しい。替え玉なんてとてもできない。チャーハンセットでも頼んでみたら、まずその後3ヶ月は胃もたれを起こすであろう。成人して、それなりに容姿も大人びて、考え方も落ち着いていると思う。しかし胃袋は女子小学生のそれである。圧倒的かぼちゃパンツである。ゾウのイラスト付きの圧倒的かぼちゃパンツである。低燃費がすぎる。ホンダのカブなんて目やない。
それだけご飯を食べないんだったら、体調が悪くて当然と思うかもしれないが、「ニワトリ-卵理論」のように、食べないのが先か、虚弱なのが先か、という議論は、280円均一居酒屋の焼酎ぐらい野暮である。社会性のない若者で溢れかえるニパチの居酒屋に入り、わざわざ焼酎を嗜む中高年は見たくないものである。それと同じぐらい僕は太陽を見たくないし、食事を嗜まない。あ、すみません、ライムチューハイと、チャンジャ、あと灰皿ください。
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更に、僕は、ある物にハマるとそれしか食べなくなるから厄介である。高校生のときはコーヒーにドップリ(ドリップだけに)ハマり、歯は黒ずみ、便は黒ずみ、目の下も黒ずんだ。たった1食しか摂らないのだから、せめてバランスの良い食事をしろよと思ったあなた、おっしゃる通りである。反論のハの字も見当たらない。1週間全部つぶグミ(ポイフルの偽物みたいなグミで、安くて量が多い。味は数種類あるが、すべて同じ味に感じるチープな嗜好品)で済ますこともあった。僕にとって栄養とは2の次で、いかにしてカロリーをとるかが重要になってくるのである。そして、僕は、自慢とかそういうのではなく、単純な体質として全く太らない。筋肉もつかない。ここまではまあ良しとして、全く痩せないのだ。よって断食をすると、総重量は変わらないまま体内の栄養分が減っていって最終的に人型の容れ物ができあがる。Q.E.D.
これらから予想することは容易いが、そう、僕はすぐ身体を壊し、病院に行くことが多く、入院も少なくない。病院は偉大で(医大だけに)、大抵の問題を解決してくれる。点滴とかいう水分を注入するだけで人間は元気になるものである。その「場」が生み出す力は大きい。そして最近も、持病とも言える貧血・栄養失調・偏頭痛・痺れのカルテットでお世話になった。行きなれたがしかし、僕みたいなピチピチの女子小学生なんて他には見当たらず、5千万年干した漬物みたいなジジババが蠢いているその場所は、とても落ち着けるとは言い難く、はっきり言ってスマブラの「終点」みたいな場所である。落ち着いた先は天国にほかならず、油断すると死ぬぜ、と暗に囁かれている気がしてならない。言うまでもなく、リビングデッドたちに囲まれた女子小学生はそりゃもう発狂する。入院しないほうがよかったまである。これをアメリカではテントーホンマツと呼ぶらしい。スタイリッシュで流行りそうなのでこれから使っていこうと思う。
奇声を吐くジジイや奇声を吐くババア、奇声を吐く女子小学生などが観察できるので、夏休みの自由研究のテーマに迷っているそこののび太ボーイは不眠不休で飲み会を行い、疲労をかかえ入院してみては?
現場からは以上です。