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僕は、眠ることが好きだ。そう思う人はかなり多いと思う。三大欲求のうちそれだけが突出している僕は、四六時中も眠いと言っている。眠る時は、出来るだけ薄着になって、左半身を下にして、枕は使わず、丸まって眠る。もっと言えば、ベッドに入ってから意識がなくなるまでのあの時間が好きだ。胸がぐーっとなって、身体の感覚はなくなり、どうでもいいことを考えたりしているあの時間がたまらなく好きだ。しかし、その時間は長くは続かず、いつの間にか夢の中である。まあ、僕はバクを家で飼っているため滅多に夢を見ないのだが。
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夢を見ないのは本当で、だから、夢を見ると言う言葉は、将来の夢のことだとずっと思っていた。見る間もないくらい爆睡しているわけでもなく、覚える間もないくらい爆睡しているわけでもないので不思議である。僕の搭載OSがそもそもそういう仕様らしい。このOSで初夢に富士鷹茄子を見る確率は、無人島に漂流したらそこに長澤まさみもいて、脱出するまで一緒にクンフーの修行をする確率ぐらい低い。
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ところで、僕は誰かと眠りたいと常々思っているし、それが世界共通の目標になればいいと思っている。愛猫と眠ってもいいのだが、抱き締めると逃げられるし、身体が小さすぎる。抱き枕には体温がないので、これまた苦肉の策だ。僕は、人と、毎晩、添い寝をしたいと、毎晩、思っている。誰かが隣にいてくれるだけで、熟睡率が250倍ぐらいになる。これは僕だけやないと思うので、そういう人たちが集まって添い寝を、更にそこに添い寝するように連なっていけば世界は初めて1つになるのではないだろうか。添い寝は国境を越える。来世は絶対に「添い寝サークル NO MORE WAR」をつくろう。
とまあ、こんなに眠ることを愛している僕ですが、中学の頃、不眠症に陥ったことがかつてある。最初は、深夜アニメを見たり夜遊びをしたりなんやりの若気の至りで、昼夜が逆転し、授業中は絶えず居眠りし続けるだけだった。そんな今じゃとても考えられないような生活を続けていた中学2年のある日、眠気がなくなった。当時の僕は今の僕よりかなりアホなので、眠気がないことを良いことに、まだまだそんな生活を続けた。そしてそんなある日、バタッと意識を失うことになる。
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病院で目が覚めた僕は、栄養失調と診断されただけですぐに退院し、すぐに眠らない生活を続行した。そしてまた意識を失う。そして…の繰り返しで、僕は、眠気はこないが、体力が無くなるとバッテリー切れの携帯電話のように一切動かなくなることに気づき、自分が不眠症なんだとそこで初めて自覚した。不眠症に気づいてからの生活と言ったら、地獄のような日々で、眠れない夜はそりゃもう長すぎて、気が狂いそうで、睡眠薬に半中毒になっていた。そんな時に音楽にズブズブにハマることになるのだが、これが僕の人生で最大の岐点だと今でも思う。さらば俺地球宇宙月海~。
すったもんだあった後に、意外とあっさり不眠症は治るのだが、まあ、その要因の一つとして添い寝があげられると思う。それほど添い寝は凄い。したいよ添い寝!しようよ添い寝!ご応募の方は下記の電話番号までご連絡お願いします。探偵手帳を差し上げます。