7月14日、アメリカン航空にてサンパウロ到着。

アメリカン航空

この日にTAM航空にてレシフェまで移動し、日本vsコートジボワール戦を観戦する予定。

で、このブラジル国内の移動が大変なのです!
まず、飛行機が予定時刻通りに発着する事はありません。
また、ターミナルがコロコロ変わるので、油断していると大変な事に。
まあ、聞いてはいましたが、ここまでとは思いもしませんでした・・・

JFKからのAA便が遅れたため、駆け足でターミナル2から1へ。
それもターミナル1の先端部分。何とか時間ギリギリに間に合ったのですが・・・
出発まで30分程度、なのにゲートが中々オープンしない。

もしかして、と思ってモニターを確認すると、ゲートがターミナル2に変更になってる!
ってことは荷物検査を出て、再度荷物検査を受けることになるのでは?
しかも搭乗時間過ぎてるし!ってことで、荷物を抱えて走りました。
日本だったら諦めていたと思います。でも、ここは海外。
天は自ら助くる者を助くもの、意志のあるところに道は開けるものなのです。

途中、路頭に迷っている日本人を引き連れ、人をかき分けながらもターミナル2に何とか到着。
でも、そこには長蛇の列が・・・4年越しのW杯観戦をここで諦めるのか?
いえいえ、「I don't have much time, do me a favor!」と叫びながら最前列に横入りさせてもらいました。
「僕も便乗させてください!」という日本人と一緒に、なんとかレシフェ便に間に合いました・・・

チケット
キックオフは午後10時。
ホテルで仮眠して日本代表の初戦に備えることにしました。

W杯備忘録を残さなければならないと思いながらも、重い腰が上がらずにいましたが、
やっとの思いで記録に留めます。初回はNY編です。

ちなみに、今回の旅程(当初予定)は以下の通り。
フライトが勝手に変えられていたりで、全くこの通りではないのだけれど、何人もの人に助けながら、無事帰国しました。感謝!

スタジアムの観戦以外にも、レストランでは特大テレビで試合を放送していたので、毎日2試合はゲームを見ていました。まさにサッカー三昧の旅でした。

6月13日 7時45分 YCAT発、9時10分 成田空港T2着
    11時10分 成田発、11時15分 JFK(T1)着、NY市内観光
    19時40分 JFK発

6月14日 6時25分 サンパウロ着
     8時40分 サンパウロ発、11時35分 レシフェ着
    22時00分 日本vsコートジボワール戦観戦

6月15日 19時10分 レシフェ発、20時30分 サルバドール着

6月16日 13時00分 ドイツvsポルトガル戦観戦

6月17日 6時38分 サルバドール発、11時42分 リオデジャネイロ着

6月18日 16時00分 スペインvsチリ戦観戦

6月19日 18時19分 リオデジャネイロ発、19時25分 サンパウロ着
    22時20分 サンパウロ着、

6月20日 7時10分 JFK着
     9時40分 JFK発

6月21日 12時40分 成田着

さて、前置きが長くなりましたがニューヨークです。
NYの滞在時間は8時間25分ですが、これって市内観光をするにはギリギリの時間だそうで、我々はちょっと甘くみてました。

まずはターミナル1からサンパウロ便が発着するターミナル8に移動して、手荷物を預け身軽に。そこからタクシーでNY市内のグラウンドセントラルターミナル(列車の駅)へ。3~40分程度の旅だったと思います。GCTではオイスターバーで有名な店へ。自分は生牡蠣には興味がありませんが、この店は大好きなクラムチャウダーが評判だったので行ってみることに。うーん、評判倒れかも・・・クラムチャウダーはやはりボストンとノースウェストが美味しいと思います。まあ、GCTの雰囲気はとても良く、映画の世界に迷い込んだようで、これはこれで素敵な体験でした。

グランドセントラル駅

さて、ここから徒歩でエンパイアステートビルへ。どんな景色が広がっているのか楽しみにしていましたが、このビルは登るまでが大変で、全く興味の無い写真撮影やら何やらで、折角の雰囲気が台無しに。思いっきり一見さんの観光客相手で、大切な人を連れて行くような所ではないな、と思いました。それでもビルの上からの眺めは格別です。皆、柵から手を伸ばして撮影しているのですが、カメラを落としたら地上を歩く人にぶつかるのでは?うーん、大丈夫だろうか、ちょっと心配になります・・・

エンパイアステートビル

次はやはり映画でお馴染みのタイムズスクエア。ネオンでぴかぴかを想像していましたが、まだ日が暮れていないのと、道路工事中という事もあって、ぴかぴかの威力半減。要再チャレンジですね。

タイムズスクエア

最後はトイザらスに。NY市内にあるトイザらスは店内が遊園地のようになっているらしいのですが、、、うーん、息子はレゴのスターウォーズシリーズが見たかったらしいのですが、品揃えがイマイチ・・・斜陽ですかね。。。

実はトイザらスに行く途中に道に迷ってしまい大幅なタイムロス。で、やってしまいました。魔の時間帯に突入。NYタクシーは17時に勤務が終わるので、16時頃から行き先によっては乗車拒否されるのです。特に道路が混むJFKはなおさら。JFKと言う度に乗車拒否に会い、タクシーが止まってくれるまで1時間位掛かりました。ハイウェイでは無理に割り込んでもらい、出発時間には間に合いましたが、NYタクシー恐るべしです。

すっかり疲れてサンパウロへ旅立ちました・・・
全員を試合に出し、全員が活躍するためには、まずは技術の向上しかない。その上で、チームスタイルをある程度理解する必要がある。チームスタイルとは大人のエゴを押しつけるのではなく、選手のプレイ機会を可能な限り増やす戦い方を模索すること、と理解している。

新しく入部した選手はポジションに拘るが、僕等が拘っているのはポジショニングだ。詳細は割愛するが、定性的に、説明すると、今置かれている状況において、一定の法則のもと、一人一人が「チームが得点するために」最適なプレイを選択するということ。

このスタイル、このコンセプトが先日の試合で有る程度は具現化されたと思っている。全員が全く均等な時間出場し、結果は5-0、3-0、6-0、4-0で、ドリブル、スルーパス、オーバーラップなど果敢なチャレンジが見られた。センターバックが得点を重ね、このスタイルを理解出来ないでいた選手に、強烈なメッセージを与える事が出来た。裏を取られるからオーバーラップ出来ない、と言っていた選手が何度も攻撃参加を試みていた。そして得点もした。

勿論、出来ていない部分もある。諸刃の剣の部分があるのは百も承知だ。

結果として、試合は全敗でも構わない。選手はそれ以上のものを手にするはずだ。