ある日、一人の男が「間違って」女を殺してしまった。

その男は「乱暴」目的で殺すつもりはなかった。

「間違って」殺してしまった男は怖くなって逃げた。



この男は極刑にならない。






ほとんどの人間は納得出来ない。



そりゃあそうだ。こんな酷い事して逃げ隠れてたんだから。



鬼畜呼ばわりされても仕方ないと思う。






正常な神経の人間なら被害者に感情移入する。自分の家族がこんな目に遭ったらとか考える。






だけどその時点で公平に判断できてないんだ。



法の下では全ての人間は公平だ(そうじゃない時もあるかもしれない)。



その男がほんとに間違ってやってしまって、ほんとに怖くなって逃げたなら、どうする?それは極刑になるのか?



それでも極刑を求める?



その男が、そいつが、悔やんで、反省の念を抱いて今まですごしてきたとしたら?



それが極刑を免れる為の「台詞」だなんて、だれが確かめられる?






自分が加害者の家族だったら、「死んで償え」なんて我が子に言えるか?






頼むから訳もわかんねぇやつらが、死刑だなんだってほざかないで欲しい。



人間だれしも「間違い」はある。そしてそれを反省する義務がある。権利がある。



俺はそいつを庇う気は更々無い。決められた罰を受けて然るべきだ。



それを決めるのは法だから。俺達じゃないから。



俺達の無知で、勢い任せな、無数の言葉の攻撃で人間の人生を変えるようなことがあってはならない。



俺達は静観するしかないんだ。