奇妙でダークでありながら
美しい究極のファンタジー

『コープス・ブライド』の公開はティム・バートンが
12年前に撮った『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』に続く
ストップモーションアニメです。
僅か1~2秒間のシーンを作るためになんと
12時間もの時間を要する

CGがあたりまえのようになった今では
あまり使われなくなった手法であるけれど
滑らかすぎるCGよりも、人形が まるで
生きているかの様な動きを見せてくれる



悲劇のヒロイン コープスブライド(エミリー)
彼女のキャラクター造形は
頬の肉は腐って穴が開いてるし 目は取れるは
耳から虫まで出てくる...

片腕や足は骨で破れたドレスからはあばら骨が露出している..
なのに
うえ~。(´д`lll) といった気持ち悪さや
嫌悪感は感じられず 物語が進むにつれて
むしろ可愛らしく見えてくる
秀逸なのはラストシーンの美しさ

この映画は ティム・バートンにしか
表現できない世界と云っても決して過言ではないと思う。
秋の夜長お奨めの映画です



Vienna Teng(ヴィエナ・テン)
カリフォルニア出身 台湾系アメリカ人のピアニスト
シンガーソングライター
スタンフォード大学で医学やコンピュータサイエンスを専攻し
大学卒業後 ソフトウェアエンジニアをしながら
自身で作った楽曲をウェブ配信や自主製作盤を作成していたところ
レコード会社の目に止まりデビュー
比較的マイナーなシンガーながら
優しい歌声とピアノに癒されます


この曲は映画「コープスブライド」に
使われたわけではありませんが
コープスブライド(死体の花嫁)(エミリー)の
哀しさ切ない心情が伝わってきます

映像に、この曲を合わせたのは見事です

エンディングに使用されても全く違和感無いのでは?
とさえ思えます

Vienna Teng Gravity

ひょんな事から死者の世界へ
引きずり込まれる青年ビクターを演じたのは
ジョニー・デップ
ティム・バートンとジョニー・デップのコンビは
近年公開された『アリス・イン・ワンダーランド』を含めると
7度目
よほどお互い気に入ってるんでしょうね


