
「新」訳 星の王子さま

著 サン = テグジュペリ 訳・絵 辛酸なめ子
最近になって1冊の本を手に取った.......。
タイトルは 「新」訳 星の王子さま

最近、活字離れで、本という物を読まなくなって久しい。
なぜ今、この本に興味を示したのかは、後ほど

話は遙か昔に遡る.... 僕がまだ小学1年生ぐらいのころ
親類の家へ遊びに行った時の事
誰も居ない室内で、何故かポツンと1人でボーッとしていた。
ふと僕の視界に飛び込んできたのは、まるで百科事典?
と思えるほどの分厚いハードカバーの本がずらり....


まだ低学年だったけれど小学校にあがる前から、父親が毎日職場から
マガジンやサンデーといった少年誌を持って帰り僕にくれたので、
ふりがなが、ふっていなくても、読めてしまうようになっていた僕は
そこに並んでいた1冊の本を引っ張り出した。
お..重い....。ヽ(゚◇゚ )ノ
まだ小さく、非力だった僕には、その本がとてつもなく重く感じた(;´Д`)
で、たまたま引き出したのが 「星の王子さま」だった

その本を夢中になって読んでいると、いつの間に部屋に入ってきたのか
親類のお姉さんが僕の様子を伺いながら、こう云った。
「本、好きなの?」
夢中になって読んでいたので、人が入って来た事さえ気づかなかった僕は驚いて

本をバタンと閉じてしまった。 断りもなく勝手に人の持ち物を引っ張り出して読んでいたから
子供ながらに 「悪いことをしている」と思ってしまい、その場で借りてきたネコのように固まってしまった。
それでも、お姉さんの 「本、好きなの?」の問いに、すかさず
「うん!」
と答えるとお姉さんは
「じゃあ、どれでも好きなの持って行っていいよ」
と、満面の笑みで、そう言った。
僕は、目を輝かせワクワクしながら
「全部じゃだめ?」
なんて図々しいヤツだ...σ(^_^;) でもまあ 当時の自分は子供だo(^o^)o
持って行って良いよと云われれば、欲も出てしまうのは仕方がない。
ましてや本が大好きだったから

そんな僕にちょっと呆れた顔でお姉さんは、
「駄目!1冊だけ...だいたい全部なんて持てないでしょ?」
確かに.....(´・ω・`) 1冊だけでも重いのに、そんな大全集を持てるはずがない(笑)
おまけに、あつかましさにも限度がある。
じゃあと、僕が頂いて帰る事になった本が 「星の王子さま」だった。
話を最初に戻そう

で、「新」訳 星の王子さま を手に取ったのは、
この本に今僕が夢中になってしまっている

ある素敵な女性が関わっているからという
なんとも単純な理由からである。(*゚∀゚)
この本のタイトルに子供の頃の懐かしい記憶が蘇ったのも
事実ではある.........。
でも、その方が関わっていなければ、正直この本を手にする事は....
たぶん無かった (^_^;)
その素敵な女性とは、今や時の人となりつつある


彼女が大好きな本だという「星の王子さま」
そのフランス語の原本から下訳しているという事を知って、どうしても
読んでみたくなったというのが最大の理由。
発行日が、2005年12月10日に初版として刊行されているので
今のようにメディアに注目される遥か以前から、
色々と活躍されていたんだと
彼女の優しくて、可愛いだけじゃない多才さに改めて脱帽

きちんと巻末には フランス語訳協力★ 椿姫彩菜 と記載されている。
発売から時間が経過しているのに、紀伊国屋書店にて運良く初版本を
入手することが出来た・:*:・( ̄∇ ̄人)。・:*:・
これからじっくりと読んでみようと思う。
