先日新しく買ったばかりのバイオリンさん
作者とメーカーは不明でメルカリで手に入れたのですが仕様とバイオリンの造りを見るとアリババとかの中華サイトで安く売っている奴ぽいです(笑)

先日にバイオリンの弦の高さ下げる為に自分で調整行いナットの溝を削って弦高を下げました。
とりあえず様子を見る為にそれだけで一旦終了し暫く弾いてみました。

実際弾いてみると良くなった事と悪くなった事が分かってくるので今回は微調整を行います。


前回はナットの溝を削って溝を深くしただけだったので約0.40mm下がった分バイオリンの弦がナットの溝に埋まりました。

定説によると弦が埋まりきっているのは良くは無いとの事なので溝を深くした分のナット自体の高さを下げます。


まずはナットから弦を逃がす為に弦をかなり緩めるので駒とテールピース付近を布で養生します。
バイオリンのボディが傷つかない為の作業ですね。


全ての弦をナットから外して横に逃がしました。

ついでにE線を弾いた時に他の弦に比べて高く弾き難かったのでE線の溝をもう少し削って微調整を行いました。


ほんまこのヤスリ便利やわ(笑)
安いし作業効率が有ると無いでは全然違いますね




深く削り過ぎないように適度に鉛筆の芯を擦りつけて削り具合を確認しながら削ると失敗する事は少ないと思います。


さて本題のナット自体を削ってナットの高さを下げます。


ほんまバイオリンの造りが悪いな(笑)
ナットと指板の間からニカワらしき接着剤が滲み出してるし、細かな美しさはこのバイオリンにはありません苦笑


ナットの材質が黒檀とは違い謎の木材なので削ると黒色が剥がれて地が出ますが今回はそれを利用してナットを削る加工の目安とします。


ナットを削りながら鉛筆でわざと汚して


また削る
こうする事によって均等に物を削る事ができます。

あと溝の方にも鉛筆で墨を入れておく事で削りすぎの防止やナットの形を最終的にどのように仕上げるか?のイメージの助けになります。


ナットの山を削ったのでナット自体の形を整えて削る作業は終了です。


バイオリンのナットは基本的に黒いのかな?
黒くする為にマジックで塗ります(笑)
まあ激安のバイオリンなのでこういうのも有りですね。
因みにバイオリンが10万円以上するなら絶対にやらないですね苦笑


マジックでも結構色が載って色が似ていますね(笑)


割と良い感じに黒くなりました。
弦を戻して張っていきます。


弦がナットに埋まっていた状態から綺麗にナットの山を削る事が出来ました。
実際弾いてみると各弦がバランス良く鳴るようになりました。
あとE線の溝も微調整したので弾きやすくなりました。



まあグリガさんに比べたらバイオリンの造りそのものが全然違うので音もアレですが今回の新しく購入したバイオリンを日々の練習用に大事に使っていきたいです。