最近またバイオリンの練習量が増えて一気にステージアップを目指しています。

 
自分は独学でバイオリンを練習していますがマメな性格もあり音程やボウイングに関しては自分でバイオリンの動画や録音を行い課題を決めて練習しています。
 
ストイックな練習だけだとバイオリンの練習だけであいてしまったり疲れてしまうのでバイオリンの練習は主に1番最初に買った1万円の鈴木バイオリンの方で弾く事が多いです。
 

こちらは後から買ったグリガのバイオリンです。
ジェノバモデルのアンティーク仕様のバイオリンを買いました。
 
音の良いバイオリンを安く買う方法
 
初めてグリガのバイオリンを弾いた時には、その弾き易さと音色にビックリしました。
 
鈴木バイオリンと全然違うって笑
 
まあ値段もバイオリンの造りも全然違うので比較する方が悪いみたいな感じです。
本当にバイオリンの形をしている楽器もどきと本気のバイオリンと言う位にそれだけの差があります。
 

そんなに差があるのに何故鈴木バイオリン方をメインに練習で弾くのかと言うと?
 
オモチャのように気兼ねなく扱う事が出来て日常生活の中でバイオリンの練習を毎日行うには使い勝手が良いからです。
 

弓もバイオリンもケースに入れずにフックやハンガーに引っ掛けて直ぐに使えるようにしているのでいつでもバイオリンの練習が出来ます。
例えばご飯を作っている状態で鍋に火をかけている10分程度の短い時間でも弾けます笑
 
まあこんな感じで直ぐにバイオリンの練習がいつでも行えるバイオリンとしては安い鈴木バイオリンの方が都合が良い訳です。
 

少し話が逸れましたが本題の方に戻ってみると、やっぱり鈴木バイオリンの方が弾き難いので自分で調整をしたいと思います。
 
バイオリンの調整と言ってもバイオリンの駒を自分で削ったりして加工調整をするだけです。
 
何故、鈴木バイオリンの方がグリガのバイオリンに比べて弾きにくいかと言うバイオリンの弦の高さの違いが1番の理由になります。
 
この二本のバイオリンの弦高の違いを書き出してみました。
 

少し前に鈴木バイオリンの方の駒を新しく交換した時に余りにも弦高が高いので少し削って弦の高さを1mm位下げたのですが現在の弦高はグリガのバイオリンに比べてまだ1mm以上高い状態です。
 
この鈴木バイオリンに今使っている駒は未加工の駒ではなく、ある程度の加工済みのバイオリンの駒を買いました。
 
この新しい加工済みの駒はグリガのバイオリンの駒と殆ど同じ高さに加工され調整されていたのでこの34.5mm位が標準的なバイオリンの駒の高さなのですが鈴木バイオリンで使うには高すぎる状態でした。
 

今の駒の高さがグリガは34.5mmに対して鈴木バイオリンは33.1mmと鈴木バイオリンの方が駒の高さが低いのに弦の高さは鈴木バイオリンの方が高い状態です。
 

G線で1.1mm E線に至っては2mmも鈴木バイオリンの方が弦の高さが高い状態です。
これだけ違うと二本のバイオリンの弾き心地は全然違いますね苦笑
 
まだ弾き辛いだけなら我慢すればある意味練習になるのですが今日練習している中で遊びでハイフレットで弾いてみるとある事に気がつきました。
 

弦高が高すぎて弦をハイフレットのポジションで押さえた時に弦が下がり過ぎて弓の毛が当たらなくてネック側で弾けないんじゃないか?苦笑
 

E線なら隣接する弦が上のA線だけなので弾けますがA線の場合は上と下に隣接するD線とE線があるので弦を押さえた時にA線がD線とE弦の下になってしまい弓で弾けなくなってしまう物理的に問題が出来てしまいます。
 

バイオリンの練習を続けて1stポジションを卒業した時にコレでは困ってしまいますね汗
 
結果的には鈴木バイオリンの方が造り込みが弱い部分があると思いますが各部の寸法を測ってみると何処を調整すれば問題が解決されバイオリンが弾き易くなるか分かってきます。
 

指板の寸法も鈴木バイオリンの方が5mm短い部分もあるのですが指板の端の高さにも違いがあるので根本的にネックの仕込み角度の違いも要因の一つとして考えながらもネックなどの反りが無いか確認した上で駒の高さを自分の中古の鈴木バイオリンに合わせて調整する事にします。
 
バイオリンの駒を調整する為の加工はそれ程難しい作業では無いので道具さえあれば自分で行う事ができます。
 
ですが闇雲に削ってバイオリンの駒を低くするだけではなく寸法を決めて調整していくので削り過ぎだけには注意が必要だと思います。
 
未加工のバイオリンの駒って数百円で売っているので、安いバイオリンの調整は自分自身で作業を行うのも一つの方法ですね。