バイオリンのニス塗装で油性ニスの上に色の付いた水性ニスを重ね塗りしてきました。

塗っている最中から塗れているのだけれど若干の弾いている感じがありました。

ニスがちょっとムラになっている所を手直ししようとした時に事件は起きました。

水性ニスの薄い塗膜が油性ニスとの境目でペローンと剥がれてしまいました。

少し強めに擦ると全体的に水性ニスが剥がれました。

コレは駄目だ汗

半年くらいニスを乾燥させていた場合はまた違うかもしれませんが3日程度の期間では油性ニスの上に塗った水性ニスは非常に不安定な物でした。

剥がれた水性ニスの塗膜はサランラップのようにペラペラで柔らかい感じさえもあります。

まだパキパキの塗膜なら再チャレンジする所ですがココは一旦、鈴木バイオリンのニスの塗り直し作業を完成を目指したいので油性ニスのセラックニスだけを塗り重ねて行こうと思います。


水性ニスが剥がれてしまい崩壊した鈴木バイオリンさん


1番最初にバイオリンのニスを剥がした経験値があるのでニスを剥がす手順や道具の選定はパワーアップしています苦笑

あっという間に水性ニスが剥がれていきます。

二回目となるバイオリンのニス剥がしですがニスを剥がしていくヘラやスクレイパーは木製かプラスチック製をお勧めします。

鉄製のヘラの方が剥がれるイメージが初めはありましたが結果的に言えば鉄製の方がニスを剥がし難くバイオリンに傷も付きやすくなるので後から苦労します。

前回は丸一日かかりましたが今回は3時間程度で鈴木バイオリンのニスを剥がす事が出来ました。

剥離剤を使ってニスを剥がすと少し湿気っぽくなるので半日くらいバイオリンを乾燥させます。

またニスを塗っていく作業が始まりますが今回の失敗を良い方向に次回はもっと綺麗にバイオリンのニスが塗れるように頑張ります。