鈴木バイオリンさんのテールピースを交換して数日が経ちました。
今回テールガットも交換したので伸び代の問題もあり交換した直後にはとりあえずの位置でテールピースを取り付けましたが多少はテールガットが馴染んで伸びたと思うので鈴木バイオリンのテールピースの調整を行います。

パッと見はテールピースの交換作業は完了していますが調整が出来ていません。

自分の鈴木バイオリンさんの弦の長さは328mm
ここで言う弦の長さはナットから駒までの弦の長さです。

そして弦長が328mmのバイオリンの場合に駒からテールピースまでの規定となる距離が54.6mmとなるはずですが今のテールピースの位置は適正では無く43mmしかありません。

という事でテールピースの位置を1cm以上後ろの位置に調整する事が今回のテールピースの調整作業になります。

言葉では1cmくらいテールピースの位置を後ろにズラすだけですが物理的な問題でそう簡単には作業が進みません。

テールピースを今の位置から1cm後ろに動かすとバイオリン本体から大きくテールピースの下部が飛び出してしまいます。

現時点ではバイオリン本体の端まで5mmしかスペースが空いていません泣

エンドピンに対してギリギリくらいになる感じですがバイオリンとしての見た目が余りにも損なわれるので対策としてテールピースの下部を切ったり削ったり加工して調整しようと思います。


しかしながら今回行う鈴木バイオリンのテールピースの位置調整も交換前の既存の状態でも出来ていなかった調整になります。

交換前の元のテールピースで54.6mmに位置合わせを行なってみるとテールピースが大きく飛び出しました。

まあ初心者用の量産品のバイオリンはこんな感じなんでしょうか?苦笑

弦を通す穴で測ってみると54.6mmに近いですが、まさかこの距離では無いとして作業を進めます。

テールピースに付いてあるナットみたいな箇所から駒までの距離で54.6mmの長さで今回テールピースを調整します。

という事でテールピースを約11mm動かした時にどれだけテールピースがバイオリンから飛び出してしまうか測定します。

約8mm飛び出してしまうのでテールピースの下部を加工する事を考えます。

鉛筆で切断した後のデザインを描いてみました。

素直な感じで均等に短くしてしまうとテールピースの裏面のテールガットに対する耐久性が損なわれ過ぎてしまうので元のデザインから少し丸みを帯びた形を計画しました。

最低限の機能は残さないと不意に大きく失敗するので切断作業など取り返しの効かない作業は慎重さも大事ですね。

まあ今回交換している安い柘植のフィッティングパーツも安いなりの訳がある訳です。

ペグはツマミ部分に少し凹みがあったり今回のテールピースも結構加工が必要。

顎当ては中華製の特徴というか、普通に使うことすら考えられていない?笑笑

写真は使える様に既に顎当てを加工済みですが何が駄目だったか分かります?

ヒルタイプの顎当ての取り付け金具の根元に注目!?

なんと!半月板の所が鋭角な三日月のように中にエグり込んでいました汗

顎当ての木の外周から見ても少しハの字ですがソコを上手くバイオリンにフィットさせる役割りの金具なのに無茶苦茶でした。

ちなみに内側に飛び出していた3mm程度の金属はヤスリでゴリゴリ削りました。

もうOEMの検品落ちした品物で再利用丸出しの商品ですがこの安さを利用するか?しないか?は購入者は覚悟しておく心構えが必要です笑

因みに今回のテールピースは穴の加工の精度に関したらまともでした!笑

安いには訳がある!?も利用の仕方次第なのでコスパ良くバイオリンを楽しみましょう。