鈴木バイオリン No.220カスタム
自分自身でニスの塗り直しやフィッティングパーツの交換、各部の調整を作業中です。

まずは元のフィッティングパーツを使って再組み立てを行い様子を見ていましたが案の定ニスが乾ききっていなかったので顎当ての取り付け部のコルクにニスが引っ付いてニスが少し剥がれました苦笑

こういうのを予想しながら覚悟をして今のタイミングでフィッティングパーツを交換作業しているので問題無し?笑

デザインカッターで固着したコルクを剥ぎとりました。

中古で1万円で買ったバイオリンなのでツブシが幾らでも効くのでチャレンジする事ができます!

裏面もコルクが固着していました。

そしてネットで購入した格安の柘植のフィッティングパーツのテールピースと顎当てを仮組みしてみました。

写真で見ても判るようにテールピースと顎当てが当たって干渉しています。

こちらはグリガさんの顎当てとテールピースの様子です。

鈴木バイオリンとグリガさんを見比べてフィッティングパーツを加工調整していきます。

まずはテールピースの位置の確認です。
エンドのナイロン線の長さの調整ですが弦を張って張力を掛けた状態

ココから馴染んで少しは伸びると思うのでこの長さで様子見です。


顎当ての形状と大きさは少し違いますがテールピースが通る穴のスペースは殆ど同じでした。

という事でまずはテールピースの横幅をノギスで測ってみると4mm近く大きさが違うので新しく付ける柘植のテールピースの方を少し削ります。

上下の高さの方は良く見てみるとサドルの高さが1.5mmくらい鈴木バイオリンの方が高いのでサドルの方を削って加工して高さを調整します。


きちんと製作されているバイオリンと比べてみると全然違いますよね?

こういう微調整を時間を掛けて一本一本調整出来ない大量生産のバイオリンだとあまり調整の必要の無いバイオリンを作るように設計段階から別モノだと感じます。

という事でまずは鈴木バイオリンさんの新しいフィッティングパーツの取り付けと調整を行いその後から新しいニスを塗っていきたいと思います。