丸1日かけてバイオリンのニスを剥がしました。
無垢の状態の鈴木バイオリンの
ホワイトバイオリンverです。

バイオリンのニスの塗り直し作業の中で合間をぬって弾ける状態にしてニスが塗られていないバイオリンはどんな音がするのか?という問いに対して一手間かけて組んでみました。

元の鈴木バイオリンさんの音はチープな音で金属音のような箱鳴りの殆どしないカチカチの音でしたがニスを剥がしてホワイトバイオリンにしてみると1番カチカチで金属音だったE線がかなり丸くなりました。

鈴木バイオリン No.220

Gliga マエストロ アンティーク

グリガのバイオリンのニスに比べると鈴木バイオリンのニスはまるでアクリルかウレタン塗装で塗られたかのような厚みのあるヤボったい塗装です。

下手したらニスではなく普通の塗料かも知れないないくらい品が無い感じです苦笑

まあ駒を倒してバッチンやったかの事故跡が痛々しい状態だったのでボディリペアを兼ねて鈴木バイオリンのニスの塗り直しをする事にしました。


ペグなどのパーツを外して指板とサドルをマスキングテープで丁寧にマスキングします。
ニスを剥がす作業でもあの手この手で塗装を剥がすので他のパーツ養生して保護します。


80番台の紙ヤスリで一旦様子見
意外とヤスリ掛けした艶のないこの状態の方がオールドバイオリンぽくてかっこいい感じがしました。

そして傷が入っている場所を慎重に状態を確認しながらボディ割れの大掛かりなバイオリンのリペア作業が必要ないか確認しました。

少し削って確認してみると幸いな事でボディ割れを起こすような傷ではなかったので計画通りに作業を進めます。

もう鈴木バイオリンの塗装には何が使われているか分からないので手に入れやすく安いカンペハピオの塗料剥がし剤の水性タイプを使ってみます。


この塗料剥がし剤は刺激臭の大変少ない溶剤で実際殆ど匂いのしない人気の塗料剥がし剤です。

バイオリンに塗料剥がし剤をペタペタ
5分くらいで溶剤が効いて塗られた塗料が柔らかくなります。

が!
鈴木バイオリンの塗装はめっちゃ硬い汗
40年以上前のバイオリンなので余計に硬いのかな?


剥がし剤を塗っては削って塗っては削っての塗料剥がし剤を使っても根気のいる作業です。



金属製のペーパーナイフからスクレイパーやプラスチック製のヘラなど塗料剥がし剤の他にバイオリンのニスを剥がす作業で色々と道具を試してみました。

プラスチック製のヘラが曲面にも便利でボディにも優しいですね。

大雑把にボディ側のニスを剥がす事が出来ました。

次はペグ側のスクロールです。

ポディと違ってスクロールは造形が甘くて少し彫りを入れる予定だったので多少ののアラが出ても後から削るので彫刻刃を使いました。

この時に気づいたのですがU型の丸刃より真っ直ぐな平刃の方がとても使いやすく使えました。

そして8時間以上掛けてバイオリンのニスを剥がす事が出来ました。
めっちゃ硬かった泣

木が乾いてホワイトバイオリンらしくなりました。
結構木の匂いがします。

音的には決して良いとは言えないですが、この後のニス塗りとフィッティングパーツの交換で格安の初心者向けの鈴木バイオリンの音がどのくらいになるか楽しみです。