この前からバイオリンの駒の製作と調整にチャレンジしています。

E線で弦の高さが2.9mm
G線で5.1mm

このような指標を決めて製作しました。

元のバイオリンの駒の形が規格外の弦高の低さで加工と調整がされていたのでネットで新品のバイオリンの駒を買って削って作っています。


今回の調整は更なる音質アップと標準的な駒の削り方の治具を使っての確認作業です。


ダイソーでコンパスと厚紙を買いました。
白い厚紙が欲しかったのですが無かったので黒色の厚紙を使います。

R40.5 半径40.5mmで上半円と下半円の2枚の治具を作ります。

繊細な切り出しが可能なデザインナイフや机を傷つけないカッティングマットもダイソーで買いました。


この上半円と下半円の治具を別々に切るのは理由があります。

物をカッターやナイフで切る場合に刃物の厚みと材料の厚みを考えて材料に対して角度を維持しながら切っていきます。

仮に1枚の厚紙で一回で上半円と下半円の2つの治具を作ろうとした場合

完全に90度の角度でカッターの刃を厚紙に対して入れないと治具の意味を成さない寸法を切る事になり精密な形を切る事が出来ません。

慣れない手作業を行うので少しでも精度の高い治具を作る為に一手間かける訳です。

ついでに作った駒の90度の立ちを見る為の治具は厚紙の4角の角の部分を使っています。
わざわざ測って切るより元から正確に90度が出ている部分を利用する訳です。

我ながら初めての駒の調整で上出来だと思ったのが自然とピッタリのR40.5が出ていました笑


日常的にチェックするバイオリンの駒の立ち角度である90度も目測で調整出来ていました。

鉄鋼作業も木工作業も基本的な事は同じ事が多いので手に職を持っているオッサンは工作に強いですね笑

治具を使ってのバイオリンの駒の確認作業は済んだので更なる音質アップを目指して駒を削ります。

まずはハート型の穴などの拡大作業ですが0.5mm以下の加工です!

鉛筆で駒に削る場所の目安を書いています。
00.1mm以下なら大変ですが0.5mm台の木材加工なら割と自由度があります。

カッターやナイフで切ると削るの使い分けができたらコントロールできます。


笑笑

あとはバイオリンの弦が実はこれ駒に接触する天面が今2mmもあるので1.4mmまで片面の上部を削ります。

まあダイソーなどの100円均一で買える道具だけでバイオリンの駒は削ったり切ったりして自分で調整できます。

ポイントとしてぶっつけ本番のバイオリンについてある1枚しか無い駒を使わずに新しく駒を買ってその駒を題材にバイオリンの駒を削る事をオススメします。

安い駒ならネット通販で2枚で500円で売っています。