雪がふる
聞こえない音をたてて
雪がふる
深夜
皆が寝静まったのを見はからい
こっそり 遠い空の彼方から
風にあおられ
右に左に 東へ西へ
ありとあらゆるものの上に
少しずつ 少しずつ ふりつもる
あたかも すべてのものに わけ隔てなく 平等であるかのように
しかし
重い荷をしょっている人は お見通しである
彼らは
雪のふる音を聞く
雪が不平等に 意図的に 振り分けているその様を つぶさに見ている
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