今回 頒布しました XS用TCI(フルトラ)
相次いで 異常な事象が 立て続けに出てしまったため
同じロットで製作した 直近の3セット と その直前の1セット。
購入いただいた 方々に お断りして 少し検証しますから お時間くださいと。
当地で 依頼された 近所の方の TCIも異常な状態でしたから
それを回収。
MASAの実働 XS1Bにて 検証しました。
TCI作成時の角度の割り出しは 予備の部品取りエンジン砂型の S650
MASAが O/Hしました。
今の 車載エンジンも MASAが O/Hしました 金型 S650
でっ 今付いてる XSプロトタイプ(初号機)のTCIを撤去して
今回のロットの分を取り付けました。
アジャスト幅の概ね 中心くらい ストライカーを取り付けたら
ほぼほぼ ストライカーの突起とピックアップの位置関係。
もちろん クランク軸は Fマーク。
MASA号 ステータコイルは マイナス制御用で
純正フルトラも 車載して 2系統の点火装置が存在する。
普通は MASA製 TCI
緊急時 例えば 出先で MASA製 TCI壊れた時
配線繋ぎ変えるだけで 純正フルトラが動き始める訳。 車載の予備システム。。
でっ 結果ですが
今回のロットは 全て健全で 角度の割り出し等の 決定時に使用した
砂型エンジンは ちゃんとカムチェーンが掛かってて
アジャスト幅内に 納まるように 製作できていると言う結果になりました。
立てついで起こった 状況に 唐突にビックリとしましたが
検証結果を鑑みて ご安心ください。
ちゃんと動作するはずですと 報告させていただきます。
初号機の ストライカーボス。。
M8の高ナットの 追い加工ですよ。。
旋盤も フライス盤も持たない頃の作品です。
ドリルと グラインダーと 手ヤスリで作りましたよ。
1個作るに 大きく高い壁を何度も 乗り越えなくてはならず
苦労したことを記憶してます。
既に 10年以上 何事も無く動いています。。
ちなみに ピックアップは XJ400の物
イグナイターは GSX750の進角無し点火のみの 片側だけと
苦労の痕あります。
それで どうしてこう言う事が起こるかと言うと
申し上げにくいのですが カムチェーンのコマずれ。。
大体に置いて O/H履歴のあるエンジンで
カムチェーンの バルブタイミングの取り方と言うか
カムチェーンの掛け方 で こう言う事象がおこります。
簡単な構造のXSのエンジン
カブ号より簡単かもと 思う事さえあります。
部品点数も少ないと思います。
がしかしです。
カムチェーンに テンショナーでテンション掛けて調整しないと
バルブタイミングが 1コマズレると言う事がおこります。(ユルユルな状態では)
XSのエンジン特性として
バルブリセス(カムがバルブを押して ピストンが上死点まで上昇しても)
バルブの先端と ピストンの頂部との隙間は 割と大きく 突き上げは起こらないので
気づくことは少ないのです。。
ダイヤルゲージで 上死点を測定しながら ダイヤグラムでカムオーバーラップを
測定しながらとかは 殆ど行われていないと思います。
長々書きましたが 大騒ぎして申し訳なかったですが
今回 頒布の TCIセットは 正常に動作しますので ご安心ください。