先日職場でナラティブ発表が行われました。
ナラティブっていうのは「物語」の意味で
自分の看護の場面で印象に残ったことを語る、というもの。
普段忙しさにまぎれて埋もれてしまった自分の看護を
振り返る作業は慣れてないので意外に大変です
しかもみんなの前で自分の思いを語るんですから。
企画が決まった時はブーイングもちらほら。
でも決められたものはきちんとこなさなければならないと
思う看護師さんの集団はさすが。
期日にはみんな発表原稿を手に集まって全員発表に
至りました

これがまたいい時間が流れたんですね。
同じ職場で働いていても近くて遠い存在というか、
そんなスタッフ同士がぐっと近づいた時間でした。
師長さんの計らいで茶話会のリラックスした雰囲気の中、
人がどんな体験をして何に心が動いて、そこから
何を学んでいるのか、とっても興味深い物語が
飛び交いました。
笑いあり、涙あり、こんな時間をもつことの意味を
きっとそれぞれが深いところで感じ合っていたんじゃないかと
思えました。

「いのちのケアプロジェクト」の活動の一つには
ケアする側のケアも含まれています。
よいケアをしたい、と思えば思うほど、それができないと
思うような出来事に追われていくことがあります。
患者さんの話を聞いてあげたいのにできない自分、
患者さんに優しくしたいのにできない自分、
理想とは程遠い自分。

でも私が思うのは、この感覚を持っている人だからこそ、
次の段階のケアする人、に踏み込んでいける気がします。
だから、いいケアがしたい、との思いがあれば
自分のできてないところもひっくるめて、認めて向き合ってみる。
環境や相手のせいにしないで、自分を見つめる。
この仕事を選んでよかった、と心が揺さぶられるような感動は
勇気を出して一歩踏み込んだ先に待っているように思います。
それはとってもキラキラしてて自分の内側を輝かせる何か。

そんな思いを持ちながらケアにあたる人同士の交流の場を
作っていきたいと思っています。