勝手な愚か者 | きりえるのてけとぉ夜話
時は

流れる

勝手に過ぎる毎日

置いてかれる

追い込まれる

生きる何かを

僅かでも

縋れる何かを

掴もうと

今更

手を伸ばし

這いずるも

何かは

朧げに揺蕩う

足掻く

あたしを嘲笑う様に

愚か者と

あたしを嘲笑う様に

勝ち目無き闘争に

気づきもせず

明け暮れ

勝手に壊れ

勝手に倒れ

勝手に過ぎた毎日

取り返せ無いと知りながら

今更

朧げに揺蕩う

何かを掴もうとする

勝手な    あたし

己で破壊した

心体引きずる

勝手な    あたし

嘲笑われて当然の

勝手な    あたしを

笑え
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