大切な者へ

電話しました

目覚める翌朝

借り物な心体

鈍重な感じ

少なく

魂が

光に包まれる

やがて 太陽が沈むように

借り物な心体

鈍重な感じ

増し

魂が

闇に染まる

大切な者へ

抱いた罪悪感が

光を覆う

闇の如く 氾がる

大切な者へ

してあげれなかった

してあげたかった 

様々な後悔が
 
あたしを責める

今更 

何も出来ないという

申し訳無さが 

眠りすら許さない

あたしに罪は無い

環境的に仕方がない

己を責めてはいけない


一応に言う

誰も 

あたしが 

自分を責める理由を

理解できる者は

いないだろう

後悔と自責の念で 

出来た刃は

魂に深く突き刺さり 

苦痛を与え続ける

責め苦と痛みを

贖罪と思っても

救われるで無く

魂が永劫に

嬲られる
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