西武1－0オリックス
今日の先発は西武が牧田とオリックスはディクソン。
西武プリンスドームに、春の訪れを告げる球音が、響き渡る！
全プロ野球ファン、全パリーグファン、全ライオンズファンが待ちに待った開幕戦。
2015年、田邊徳雄新監督率いる新生・埼玉西武ライオンズが西武プリンスドームで開幕を迎えます。
7年ぶりのV奪回へ、今年は開幕からリベンジだ！
その先陣を切るライオンズ開幕投手を任されたのは、5年目で初の大役、牧田和久！
エース・岸孝之の想いも背負った、侍ジャパン帰りのサブマリンに、ライオンズ4年ぶりの開幕勝利を託します。
そして6番指名打者には、森友哉が初の開幕スタメンに名を連ねています！
見せ場は初回から訪れます。
一回表、牧田は先頭・平野恵一にヒットを許し二死二塁、
ここで打席には、敵軍の四番打者として西武プリンスドームに帰ってきたこの男、中島裕之！
大歓声、どよめき、ブーイング、様々な感情の坩堝となって騒然とする西武プリンスドーム！
この異様な空気の中、牧田は中島を冷静にショートゴロに切って取ります。
試合は牧田・ディクソン両投手の互いに譲らぬ投手戦が続きます。
牧田は中島を第2打席も空振りの三振に切って取ります。
が、6回表一死一塁で迎えた中島の第3打席、粘られた末の9球目、
インコースのスローカーブをうまく捌かれ3塁線を襲う2ベースヒット、
牧田、この試合最大のピンチを迎えます。
しかしここで踏ん張る牧田！
5番ブランコをショートフライ、6番T‐岡田をファーストゴロに打ち取りピンチを切り抜けます！
するとピンチの後にチャンスあり。
6回裏、この回先頭・オープン戦首位打者の秋山翔吾がこの日2本目の2ベースでチャンスメイク！
二死三塁として打席にはメヒア！
フルスイングから放たれた打球は、スイングとは裏腹にしぶとくライト前に抜けていく執念のタイムリーヒット！
均衡破ってライオンズが1点を先制しました！
牧田はバファローズ打線を7回5安打無失点で封じ込める素晴らしい投球で降板。
8回からは増田達至が登板します。
初の開幕一軍で緊張の色を隠せない増田、いきなり先頭・安達にフォアボールを与えてしまいます。
しかしそこからが圧巻！3番糸井、4番中島を連続空振り三振に切って取ると、
5番ブランコもレフトフライに打ち取ります。
今年は不動のセットアッパーに名乗りを上げた増田の快投で、残すはあと1イニング！
最終回のマウンドには、今年も守護神・高橋朋巳が上がります！
高橋朋巳は9回表の攻撃を危なげなく三者凡退に切って取り、ゲームセット！
ライオンズ、4年ぶりの開幕戦勝利を挙げました！
わずかなチャンスを主砲・メヒアの一打でものにし、
最少得点を開幕投手・牧田和久から増田達至、高橋朋巳の完封リレーで守りきり、
やるべき人がやりきっての1-0勝利で会心の開幕戦白星となりました。
今年のライオンズは粘りが違う、執念が違う！
＜次の試合予定＞
3月28日(土) 14:00開始予定 @西武プリンスドーム
埼玉西武ライオンズ×オリックスバファローズ 第2回戦
予告先発 L:野上亮磨 BS:バリントン
