2019年4月30日の火曜日をもって平成が終わります。昭和から平成になった事で様々な変化がありましたが、多くの家庭に普及したのが「家庭用ゲーム機」です。そこで今回は平成初期に発売された懐かしいゲームをまとめてみました。

たまごっち

バンダイから1996年11月23日(平成8年)に発売されたキーチェーンゲームの『たまごっち』。卵型の携帯ゲーム機で、画面の中に登場するたまごっちというキャラクターを育てるゲーム機です。

大きさは53mmで液晶画面の下に3つのボタンがあります。キャラクターにエサを与え糞の掃除をしたりたまごっちと遊びながら育てていきます。たまごっちには感情があり、エサを忘れたり糞の掃除をしないと機嫌が悪くなり最悪死んでしまう事もありました。

1997年を中心に社会現象になるほど爆発的な人気を誇り、口コミの評判にマスコミの煽りが相まって異常人気となり、徹夜で店に並ぶ様子が連日新聞やテレビで報道されました。

当時たまごっちは品薄状態となりたまごっちを持っている事がステータスとなり、数個のたまごっちを所有している人もいました。たまごっちは日本国内で2000万個、日本国外で2000万個を販売しました。

プレイステーション

ソニーから1994年12月3日に発売された家庭用ゲーム機の『プレイステーション』。1990年代中期に「次世代機」と呼ばれた家庭用ゲーム機の一つで、ゲーム市場を独占していた任天堂をおさえトップシェアとなったゲーム機です。

日本での売上台数は1,900万台で、全世界では1億240万台を売上げ、据え置き型としては初めて累計出荷台数が1億台を突破した家庭用ゲーム機となっています。

プレイステーションで最も売れたソフトは『グランツーリスモ』で、売上本数は1085万本となっています。またプレイステーションのソフトの総出荷数は9億6200万本となっています。

セガサターン

セガから1994年11月22日(平成6年)に発売された家庭用ゲーム機の『セガサターン』。メガドライブの後継機として開発され、上位互換路線をなくし構成を一新して発売されたゲーム機です。

発売当時、同時期に発売された『プレイステーション』や後発のNINTENDO 64などと共に「次世代ゲーム機」と呼ばれ、一時代を築いたゲーム機です。

少しマニアックなソフトや構成に加え、発売当時の価格が44,800円と高めだった事から日本での売上台数は580万台で、全世界では926万台と少ない数字となっています。

また最も売れたソフトは『バーチャファイター2』で、193万本となっています。

NINTENDO 64

任天堂から1996年6月23日(平成8年)に発売された家庭用ゲーム機の『NINTENDO 64』。1990年代中期に”次世代機”と呼ばれたゲーム機の一つで、任天堂として初となる本格的な3Dゲームに対応したゲーム機です。

人気のゲーム機でしたが度重なる発売の延期により、PlayStationとセガサターンなどのライバル機より2年遅れて発売された事により、本体の売上本数は日本で554万台。全世界で3,293万台と少ない数字となっています。

日本で発売されたソフトは全部で206タイトル。4人同時プレイに対応していた事から小中学生を中心に一定の人気を獲得する事に成功しました。

NINTENDO 64で最も売れたソフトは『スーパーマリオ64』で、売上本数は1100万本となっています。

プレイステーション2

ソニーから2000年3月4日に発売された、プレイステーションの後継機にあたる家庭用ゲーム機の『プレイステーション2』。

当時のゲーム機の中では基本スペックが最先端であり、美しいグラフィックでユーザー達を虜にしたゲーム機です。DVD再生機能が搭載された事で全世界から大きな注目を集めました。

更にプレイステーションのソフトとの互換機能により、プレイステーションのソフトで遊ぶ事が可能でした。またプレイステーションで発売されたソフトの新作がプレイステーション2で発売された事により、2000年代中盤までは世界1位の人気を誇っていました。

本体の売上本数は日本で2,198万台。全世界では1億5,768万台。またプレイステーション2で最も売れたソフトは『グランド・セフト・オート・サンアンドレアス』で、売上本数は約1733万本となっています。

スーパーファミコン

任天堂から1990年11月21日(平成2年)に発売された、ファミリーコンピュータの後継機にあたる家庭用ゲーム機の『スーパーファミコン』。

日本での出荷台数約1,717万台、日本以外では約3,193万台となっており、全世界累計出荷台数約4,910万台となっています。

対応ソフトは1990年(平成2年)から2000年(平成12年)の間に1,388タイトルが発売されました。最も売れたソフトは『スーパーマリオワールド』で売上本数は2000万本となっています。

2009年12月31日の時点で、ソフトの総売上本数は3億7906万本となっており、世界中で大ヒットしたゲーム機となっています。