@Taisuke -2ページ目
「なに?」
「すき」
「ん?」
「あなたを好きって気持ちだけが
私が
生きる証」
「それは
責任重大だな」
「いなくならないで」
「ああ」
「生きていて」
「ああ」
「そばにいなくていい」
「いるよ」
「一人で大丈夫
ただ
どこかで
幸せに
生きていて
それでいい」

大切にしていた
星とハイヒールのチャーム
ずっと一緒だったけど
昨日まとめていなくなった
あぁ
あの頃の二人とも
いなくなったんだと
妙に納得
探さない
探さない
探さない
これが運命
悪意の毒牙にかかって
瀕死状態でした
嫌味を言われるのは
意地悪されるのは
陥れられるのは
あなたが
なんでもできるから
そうでもしないと
優位に立てないから
小さくて
姑息な人間だなって
鼻で笑ってやれよって
わかるけど
悪意の毒牙に
耐性も
血清も
持ち合わせてないから
苦しんで
苦しんで
苦しんで
悲しんで
悲しんで
悲しんで
自分で
免疫作るしかない
そんなの
辛すぎる
理不尽すぎる
ちょっと弱気なあなたに
今日は
美味しいコーヒーと
カナッペで
ゆっくり話を聞いて
癒してあげよう
あと
いろんな意味で
逆に近くなったんじゃないって
勇気付けてあげよう
とにかく
あなたには
少しでも
ハッピーでいて欲しいので

「怖い怖い怖い」
1人で100回は言った
「どうしようどうしよう」
1人で部屋をうろうろして
こんな状況のとき
少し前の私は
あなたを想って
恐怖に耐えていたけれど
今回は
自分でなんとかしなきゃ
っていう覚悟があって
怖さは独り言で跳ね除けて
あなたに頼らずに乗り切った
台風一過
清々しい
夜に
強くなった自分を
少し哀れに感じた
私は独りで
生きていける類の人間なんだ
あなたは
守ってあげたい類の人間なのに

チェックのシャツや
ピンヒールのパンプス
大判のストールや
ピンクのタブレットカバー
シフォンのスカート
ゆらゆら揺れるピアス
白のレザーの時計
フワフワの部屋着
部屋のあちらこちらに
あなたがいる
ハニーなシャンプー
バニラなハンドクリーム
ミントなソーダ水
苦味の少ないコーヒー
眠気を誘うハーブティー
タイのグリーンカレーと
ジャスミンライス
あなたと関係ないものを
探す方が難しい
この部屋から
あなたを消すことは
もう無理みたいだから
私がいなくなるしか
もうないのかな
いなくなるときは
そのとき着ている服と
鞄一つの身の回り品と
現金だけにしようと決めてる
一緒に消えてなくなるだけのもの
最後は思い出で
生きていける
ふふ
若い
思い出の中の君
「あのさ」
「・・・?」
「あのね」
「・・・」
「えーっと」
「なに?」
「やっぱり
好きみたい」
「それ
知ってる」
恋の外側
色を失った世界
恋を知らない頃の
モノクロームとも違う
もっとこう
錆びついた感じ
さぁ
あの頃の
色鮮やかな世界に
戻ろう
恋は麻薬なので
あなたを想うと
一時幸福感のようなものに
満たされるけど
それはまやかしで
恋は麻薬なので
あなたを感じると
まるで愛されてるかのような
気持ちになるけど
それは錯覚で
恋は麻薬なので
あなたを忘れようとすると
むしろ心に取り憑いて
離れないけど
それは幻覚で
頑張って
あなたを断てば
そのうち体から毒が抜けるように
あなたへの想いも
嘘のように
なくなってしまうでしょうか
なんて馬鹿だったのだと
過去の自分を笑えるでしょうか
もう二度と
あなたに手を出そうだなんて
思いもしなくなるでしょうか
それとも
恋は麻薬なので
やめたくても
一度溺れたらもう
抜け出すことは
できないのでしょうか
ちょっと
試してみようかと
考えています

「友達との飲み会に
知らない男が来たらどうする?」
「1人?」
「それ重要?」
「重要だよ
1人なら
友達の大切な友達として
感じよく接しようと思うと思う
でも複数なら
なんで来たのって
ちょっとムッとする」
「話す?」
「当たり障りのない程度に
社会人として最低限はね」
「もし次の店誘われたら?」
「丁重にお断りして
100%帰る
もしくは
気づかれないように
そっと抜ける」
「そんなに嫌か」
「その人たちが嫌っていうより
気を使うのが嫌
知らない人と一緒にいるのは
苦痛以外の何物でもない」
「究極の人見知り」
「初めて会う人は
基本
信用しない」
「知ってる
よく」


