スリランカに来てからずっと探しているものがあるのですが、何年かかっても見つかりません。

 

 

 

私が欲しくてたまらないもの、それは・・・

 

 

 

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藤の花の木です。

 

 

英語名ではWisteria treeと言います。

 

 

新居が出来てからベランダを藤の花で埋もれさせようと思っていたのですが、スリランカではなかなか見つからず。

 

 

アジサイや朝顔は見かけたことがあるのですが、一番本命の藤が見つけられない。

 

 

インターネットではスリランカにも存在するようなことが書いてはあったのですが、いかんせんネットビジネス後進国スリランカ。

なかなかSNSでもウェブでも販売につながる情報を見つけることは至難の業。

 

 

そんなこんなでコロナ禍に入ってしまい、結局庭もベランダも殺風景なままです。

 

 

そんな中、昨年器作家の稲葉信一さんという方が素敵なカップを作成していらっしゃいまして、オンライン販売で購入できる機会がありました。

 

 

Shinichi Inaba(@potteryshininaba) • Instagram写真と動画

 

 

私が購入したのは藤の花が描かれたフリーカップ。

 

 

と同時に作品を見て日本の風景が凄く恋しくなってしまい、胸がギュッとなりました。

 

 

秋になると庭に雀が熟れた柿を食べに来ていたなぁとか、親戚のおばあちゃん家に行く途中にさらされ揺れていた稲の穂が綺麗だったなぁとか、プール授業が終わった後の昼下がり、塩素の香りが漂う教室とか。思い出がぶわっと広がって帰りたくなってしまった・・・。

 

 

ここスリランカには可愛らしいぷっくりとした雀もいません。

なんなら朝起きたら庭にどでかい孔雀が居ましたし・・・。(それはそれで凄い)

 

 

雀の絵付けを見ながら日本を想ってお茶を飲みたいなぁとも思い、竹雀が描かれた六角杯も購入しました。

 

 

とは言っても、全然日本に帰れなくてですね。全然取りに帰れないのですよ。何なら今回の一時帰国も断念しまして実家で預かってもらっています。日本を思い出すために買って手元に持って来れないとは。“故郷とは、遠きにありて想うもの”、と言ったって今は遠すぎやしませんか。

 

 

私が器に見出すのは18歳まで過ごした東北の田舎の風景。

思い出す何かを見つけてはちょこちょこ器をオンラインで購入しているのですが、既に20枚ほど購入していたらしく、自分でちょっと引いています。

 

 

問題は、いつ持って来れるのか、なんですけど・・・。

 

 

追記

著作権が心配なのでインスタのリンクを貼りました。

自分のものが手元にさえあれば写真を撮って載せるんですけどね・・・泣