星 | 真珠が出来るまで

その存在を絶対忘れない


いつでも綺麗に輝いて、小さくても暖かく、私を照らしてくれている


私の心の中の君は、そんな星になったんだ…


でも、だから、絶対にもう触れられない


遠すぎて、届かない


寂しいな


悲しいな


でも、美しい…


君が私の太陽になってくれる事はもう無いんだね


君のかけらの星の子は、どんどん大きくなって私を照らしてくれるよ


私に命を与えてくれる


恵みの雨であり、暖かい日差しでもある子


優しくて柔らかくていつも良い匂いのする、春そのものみたいな素敵な子に育っているよ


大好きな君


どうか幸せになって


今日も星に願うよ


鈍色の空に見えなくなっても、そこにあるであろう星に


誕生日、おめでとう…


君はこの日をいったい誰に祝ってもらうのだろう…


世界で一番に君を祝いたい私の気持ちは、きっと鈍色の空に負けて君には届かないのだろうけれど