脂肪肝は体のメッセージ | ニュース三面記事

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今の社会「ストレス」は万病の素かな?


専門医に聞け!

Q&A 脂肪肝は「無理している」という体のメッセージ



 Q:健診で脂肪肝と診断されました。中性脂肪やコレステロール、

血糖値の数値は正常なのに不思議です。

太ってもいません。食事は和風中心です。

お酒は飲みますが、せいぜいビール1本程度。

仕事は多忙で長時間の残業が普通です。アドバイスをお願いします。

(40歳。IT関連会社勤務)

 

A:脂肪肝は、肝臓に中性脂肪やコレステロールなどの

脂質が過剰に蓄積した状態をいいます。

原因としては肥満、多量の飲酒、糖尿病などがあります。
ご質問の方は、お酒が原因のアルコール性脂肪肝ではありません。

食事も関係ないと思われます。


●ストレスが原因の脂肪肝
 さほどお酒を飲まない非アルコール性脂肪肝の発症原因は、

これまで不明とされていました。

しかし、安保免疫理論で著名な安保徹・新潟大学大学院教授は、

発症について「ストレスから身を守る反応」と説明しています。
 

環境温度の変化で体温も変わる「変温動物」では、

脂肪は肝臓に溜めておけば問題ありません。

しかし、人間のように、より進化した「恒温動物」では、

肝臓ではなく、皮下脂肪と内臓脂肪を溜めて、

体温を一定に保つようになりました。
 

一方、ストレス時は、ストレスホルモンが体内で作られるなど、

大量のエネルギーを必要とします。

その際、エネルギー確保のために皮下脂肪を溶かして血液に乗せ、

肝臓に溜め込むという現象が起こります。
 脂肪はエネルギー源としての効率が高く、

肝臓に脂肪を蓄えることはエネルギー生成には好都合なのです。


●ライフスタイルの見直しを
 つまり、ストレスが常態化すると、

皮下脂肪はどんどん血液中に溶かされ高脂血症になり、

さらに肝臓に脂肪が溜まり脂肪肝になるというわけです。
 

これは、変温動物から恒温動物に進化した過程と

逆のプロセスをたどっていることになります。

安保教授はこれを「先祖返り現象」と呼んでいます。
 

脂肪肝は、ストレスを乗り切るために生じている

生命の適応現象と考えられます。


つまり、脂肪肝があるということは

「無理しているよ」「ストレスが溜まっている」という体からの

メッセージでもあるといえます。
 

ご質問の方は多忙ですので、

過労などのストレスが脂肪肝の原因になっているかもしれません。
 これを機に、仕事量の調節やストレス対処法を実践し、

ライフスタイルを改善することをお勧めします。

そうすれば、あなたの脂肪肝は改善するでしょう。


首藤紳介氏(湯島清水坂クリニック医師)
薬だけに頼らない医療を実践。久留米大学病院小児科、大分こども病院、聖マリア病院母子総合医療センター等を経て、2010年より湯島清水坂クリニック(東京)に勤務。「福田-安保理論」を基盤にした自律神経免疫療法により「薬だけに頼らない医療」を実践中。

http://wjn.jp/article/detail/7283760/
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